前回に引き続き、今回は先月27日告示、今月13日投開票の沖縄県知事選における玉城陣営の “負けっぷり” についてブログ主なりに考察します。個人的に意外だったのが、先月25日の泡沫1号陣営の “出馬取りやめ騒動” が大きなムーブメントにならず、本日付琉球新報1面に「古謝、玉城氏 横一線※」の大見出しで記事が掲載された件です。※古謝陣営が1ポイントぐらいリード想定。
過去の例から沖縄の大型選挙、特に知事選では告示直後は「オール沖縄先行、保守系追う(9~10ポイントリード)」がデフォルトなので、今回の報道は異例も異例、それゆえに「沖縄の未来のためなら頭越しでもいいんじゃないでしょうか(鈴木宗男)」の案件は思った以上に有権者に刺さっていないことを意味します。
そうなるとブログ主も判断を修正せざるを得なくなりますが、それは置いといて今回の知事選における玉城陣営の “士気の低さ” については触れないといけません。士気の低さといっても、あくまで2014年と2018年との比較なんですが、告示前ならともかく告示後も士気が高揚しているようには見受けられません。
ご存じの読者もいらっしゃるかと思われますが、今回の選挙における玉城陣営は余計な一言が目につきます。先月14日の「玉城デニー政策発表ダイジェスト」での浦添軍港に関する発言、22日「必勝!総決起大会」における「実はこの選挙は3万人が勝負です※」発言(動画1:21:10あたりから)など、気が緩んだとしか思えない失言を連発している感があります。そして、この件は玉城デニー候補のみならず、支援者にも該当しますが、そういう場合ってたいてい士気が上がってない傍証なんですよね。地下の翁長雄志さんがこのことを知ったら激怒すること間違いない怠慢ぶりです。
※実はこの案件、産経は報じましたが沖縄2紙は総じてスルーしてます。
新聞報道など告示前の玉城陣営の動きをチェックするに、オール沖縄から「県民党」へと “ネーム・ロンダリング” を試みたり、高良沙哉参院議員とコラボで選挙戦を展開したりと、選対は陣営の引き締めには苦労している感がうかがえましたが、いざ本番となると予想以上の士気の低さに悩まされてますね。もちろんそうなった理由は複数あるかと思われますが、一番の理由は「辺野古新基地反対運動」を全面に推し出しての選挙戦が展開できない、これに尽きます。
そしてこの点はブログ主が案ずるに県内マスコミ(沖縄タイムス・琉球新報)も内心不満を覚えているのではないでしょうか。辺野古についての玉城陣営のコメントは、
① 辺野古新基地反対における私の信念はぶれない
② これからも政府に対話を求めていく
③ 対話に応じようとしない政府・自民党が悪い
のテンプレ発言に終始してますので、これではマスコミ的にも記事になりえないのです。ちなみに今回の知事選では対立候補の古謝玄太氏が「辺野古移設容認」を明言してますので、(デニー候補が)選挙に負けるイコール民意が辺野古移設を支持との図式が成り立ちますが、果たして玉城陣営にその危機感があるのか、前線を取材する記者たちはそれ相応の不満を抱いているかもしれません。
それでは告示後の選挙戦をブログ主なりに調子に乗って予測しますが、誤解を恐れずにハッキリいうと「中盤には息切れ失速して大敗確定」になります。泡沫一号の出馬取り下げ騒動で ”地方自治を守る戦いブースト” が発動して終盤までもつれるかなと思いましたが、なんかこの騒動はあっというまに鎮静化してしまった感あります。玉城陣営にとってこんなおいしい案件を全県的なムーブメントに持ち込む力が皆無であると証明した感すらあり、当初の想定どおり「告示直後はやや玉城氏有利も、途中で追いつかれ、中盤は玉城陣営息切れで、最終的にはやられ放題」の流れになるかと思われます。
負けるにしても得票率で5%前後であればともかく、10パーを超えて負けると、オール沖縄勢力は事実上の解体です。果たしてその危機感が玉城選対および運動員たちに共有されているか疑問に思いつつ、今回の記事を終えます。