今月19日に開幕の第98回選抜高等学校野球大会(以下センバツ2026)の開幕カードである沖尚vs帝京について、前回の記事で沖尚の戦力について言及しました。今回は対戦相手の帝京高等学校(以下帝京)の戦力についてブログ主なりに分析します。
興味深いのが沖尚と帝京はデータ的にも真逆のチームカラーであって、具体的には沖尚は圧倒的投手力、帝京は打線の火力全振りチームとの結果になっています。まずは帝京の野手データをご参照ください。
注目は安藤丈二内野手(兼投手)で、彼は指標的には化け物バッター、もしかしたら今大会No1の打者かもしれません。そして帝京打線の “キモ” は彼と(前評判の高い)目代龍之介選手をくっつけている点です。この二人を軸とした破壊力抜群の打力で相手を “圧殺” して秋の大会を勝ち進んできたことがわかります。
ただし見逃せない点が1つあり、それは公式戦の合計データより練習試合を含めた総合計のデータが下回っている点です。しかも三振割合が激増してますから、打線は思った以上にタンパクな面があるでしょう。だがしかしチームホームランの総計39本は春の段階では凄すぎるので、この理不尽な火力が沖尚投手陣に襲い掛かってくる可能性は否定できません。
超がつく強力打線に対して帝京投手陣は沖尚ブロックのなかでも下の部類にランクされます。そして注目は三振があまり取れない点です。そのため一人の投手が完投するのではなく、複数の投手をこまめにつないでくる継投策になるかと思われます。
沖尚と帝京はチームカラーとして長所が際立っているので、こういう場合はチームのマイナス面をぶつけることで初戦の展開を予測してみると、沖尚の懸念点は
①練習試合が少ないこと
②明らかに打線の破壊力に欠ける
③(先発が予想される)末吉良丞投手の調子が戻っているか
となり帝京の場合は
①ひさびさの甲子園出場で開幕試合を引いてしまったこと
②打線は秋の大会がピークだった可能性があること
③三振の取れない投手陣
あたりになり、末吉投手が普通に投げれば沖尚が普通に勝つでしょう。しかも沖尚は末吉君が調子悪くても後から出てくる投手のレベルが高いので、帝京の火力を抑え込んでしまう可能性が高く、それゆえにブログ主は「沖尚の勝ちは揺るがない」と考えています。
とはいっても甲子園は “普通でないことが起こる” 場所でもありますので、WBCの日本vsベネズエラのようにホームラン攻勢で帝京が勝つ可能性もあります。何はともあれ開幕戦にふさわしい好カード間違いなしのため、両チームともベストを尽くして最高の試合を見せてくれることを願いつつ、今回の記事を終えます。

