オール沖縄が見捨てられる日 – その3

前日(6日)から「緊急事態宣言」の話題で持ちきりの我が沖縄ですが、たしかに4月に入ってから繁華街や飲食店などが閑散としている様子が目立つようになりました。新型コロナウィルスの蔓延が深刻化していることの傍証ですが、ブログ主が見た限りでは一部のおバカを除けば一般市民はきわめて冷静に対処しているように思えます。

そうなると、いままで県民の話題の中心になっていた首里城再建や、マスコミ等で喧伝していた”辺野古新基地反対運動”など誰も見向きもしません。実際に6月7日に予定されている沖縄県議選の立候補予定者の該当演説は新型コロナウィルス対策の訴えが中心となっています。

普天間基地の辺野古移設反対運動が継続できた理由として

・オール沖縄を結成した翁長雄志氏の力量

・観光業を中心として県内経済が極めて好調であったこと

がありますが、これらの条件がすべてなくなった現状では今後運動を持続することが極めて困難といわざるを得ません。しかも想定外の出来事が続きすぎましたので運動そのものが消滅する可能性すらあります。この窮地を逃れる手段はあるかといえば、ブログ主は”ノー”と言いたいところですが、ひとつだけ方法があります。それは、

辺野古基金および首里城再建に集まった募金を新型コロナウィルス対策に転用すること

です。2つの基金の合計額は確か合計で40億弱ありますので、マスクを購入するなりのできる限りの支援を行えば県庁およびオール沖縄は世間の強い支持を得ること間違いありません。

4月6日付沖縄タイムスの大弦小弦のなかで

だが今は日ごろの価値観とは別の判断が求められる。命を守る合理的な対策は、一律の現金給付以外にあり得ない(阿部岳)

引用:[大弦小弦]命を守る対策は

と記載があり、言われてみればそのとおりなので、ここは

隗より始めよ

の諺の通り、自分たちでできる限りの”命を守る合理的な対策”を行ってほしいと、ブログ主から県庁およびオール沖縄に”要請”する次第であります(終わり)。