今回はちょっと予定を変えて2015年の研修旅行と題した「note」についてブログ主なりの見解をまとめてみました。既にチェック済の読者もいらっしゃるかと思われますが、2015年3月の講演の際の磯野直氏(沖縄タイムス)の講演後のQA(質疑応答)について疑問を呈している箇所があります。
その箇所を引用すると
自分たちの側の違法行為は「良心があるから断じられない」。相手側の論拠は「信憑性がわからない」と言いながら、自らの主張は「国際法で断じる」。同じ口から、同じ場で出た言葉だ。
この内容が、同志社国際高校の沖縄研修旅行初日の全体講演として提供された。その年の平和学習を総括する冊子に、注釈も補足もなく収録されている。
学校がこの内容を問題と認識していないか、あるいは認識した上で容認しているか、どちらかだ。
この内容はこれまで当運営ブログにて指摘してきた二重思考(相異なる思想信条を持ち、しかも両方とも正しいと信じる考え方)そのものであり、(残念ながら)我が沖縄では “ごくありふれた日常” といっても過言ではありません。だからブログ主はこの箇所を読んても「ああやっぱり」ぐらいの感想しか持ちえませんでした。
二重思考の “前科” なんて沖縄近現代史をチェックするといくらでも出てきますが、直近では先の衆院選で中道から出馬し、無事落選した新垣邦男さんです。新垣氏は辺野古新基地反対を掲げて照屋寛徳さんの(沖縄2区の)地盤を引き継ぎ、2度当選した実績があります。そんな彼が社民党を離党したあと、令和05年(2023)12月に沖縄防衛局の設計変更申請を承認した(いわゆる代執行)元国土交通大臣斎藤鉄夫さんが主導する中道改革連合(以下中道)から出馬しています。
ちなみに令和08年の衆院選時においても斎藤共同代表(中道)は普天間基地の辺野古移設容認のスタンスは変えておらず、つまり新垣氏の行動は
・ご自身の辺野古新基地反対運動のスタンスは正しい。
・代執行時の国土交通大臣で、中道代表就任時も辺野古容認のスタンスを堅持する斎藤が代表を務める中道から公認を得ての出馬は(当選の近道なので)正しい。
と考えているのです。まぁこの点は以前にも指摘しましたが(下記ブログ参照)、ほかにも令和5年(2023)年の最高裁判決騒動のときも、令和7年(2025)のワシントン事務所問題の時も同じパターンです。しかも地元メディアはこのような二重思考には一切深堀せず、それどころが
自分たちが二重思考にどっぷりつかっている
有様であり、ブログ主は今回の「note」によって改めて沖縄マスコミの “見慣れた光景” を堪能した次第であります。
ここで一つ注意しておきたいのが、二重思考は沖縄独自の発想ではないということです。ちなみに元ネタはジョージ・オーウェル著『1984』であり、はっきり言って誰にでも起こりえるごくありふれた考え方なんです。言い換えると潜在的に誰もが抱えている思考法なんですが、我が沖縄の場合は米軍基地や自衛隊配備反対などの平和活動やそれに準ずる活動、そしてそれらに関わる市民たちがごく自然に発揮してしまうのが特徴です。
だからブログ主は声を大にして言いたいのが、
二重思考の持ち主が唱える “平和” には一切の価値はない
であり、この点こそ我が沖縄における平和教育の致命的欠陥と言えます。そして辺野古沖転覆事故ではこの点を浮き彫りにしたのが最大の教訓であり、もちろん我が沖縄の平和教育界隈がこの教訓から一切学ぶことはないと断言して今回の記事を終えます。