首里城公園内”御内原”エリアを見学してきたよ。

以前から新聞等で告知されていた案件ですが、首里城公園の公式サイトに1月25日付の最新情報として1月28日から31日まで新規開演エリアの有料区域を無料開放するとの記載(下記参照)がありました。そこでブログ主は本日(1月29日)首里城公園を訪れて、無料開放されている御内原エリアを見学してきました。参考までに新規解放エリア内の建物等を撮影してきましたので、読者のみなさん、是非ご参照ください。

御内原エリア等プレオープン

~今あらためて知りたい、琉球の誇り首里城~

首里城公園は、平成4年に復元公開された正殿を始め、順次公開エリアを広げていましたが、平成31年2月1日より、新たに御内原(おうちはら)などの首里城「奥」の世界がついに開演します!

それに先駆け、平成31年1月28日~31日までの4日間、新規開演エリアの有料区域を無料開放いたします。この機会にぜひ首里城にお越しいただき、奥深い沖縄の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。首里城公園スタッフ一同、心よりお待ちしております(下略)

引用:首里城公園公式サイト>お知らせ>御内原エリア等プレオープン

・毎度おなじみの守礼の門から首里城公園に入ります(説明不要)。

・守礼の門を通過した場所に、新エリアプレオープンの看板が設置されていました。

・看板の拡大図です。

・歡會門を通過します。

・今回は漏刻門(右上の階段を上る)ではなく、そのまま真っ直ぐ進みます。

・右掖門(うえきもん)を通過します。

・淑順門(しゅくじゅんもん)を通過します。国王やその家族が暮らす御内原の表門です。

・淑順門を通過した場所から首里城正殿を撮影しました。正殿の背後は初めて見学しましたのでちょっと感動しました。

・エリア内に設置されている順路に従って進みます。

・御内原エリア施設案内図と正殿案内図が設置されていました。

・順路に従って移動します。左側のテント内で琉球舞踊のイベントが開催されていました。

・寄満(ゆいんち)の建物です。国王とその家族のための調理場です。

・世誇殿(よほこりでん)です。公式サイトによると国王が亡くなった際に、次期国王の即位の礼が行われた場所で、普段は未婚の王女の居室をして使用されていたとのこと。

・世誇殿の室内は休憩所になっています。

・順路に従ってどんどん進みます。

・白銀門を通過します。「寝廟殿(しんびょうでん)」に詣でる国王専門の門との説があります。

・白銀門の手前に井戸に関する案内図が設置されていました。

・白銀門を通過した後に、琉球のグスクではお約束の”御嶽(ウタキ)”の遺構が復元されていました。

・寝廟殿跡です。国王が亡くなった際、その霊柩を一時的に安置した場所です。

・東(あがり)のアザナへ進みます。城の東側に築かれた物見台です。

・東のアザナに設置されていた展望看板です。

・設置された展望看板とほぼ同じ角度で首里城公園を撮影してみました。

・別の角度からの撮影です。県立芸大が見えます。

・東のアザナを後にして順路に従って、金蔵(かねぐら)跡を通り過ぎます。

・湯屋(ゆや)跡を通り過ぎます。御内原に勤務する女官たちの浴場です。

・順路に従って進み、女官居室跡を通過します。文字通り御内原に勤務する女官たちの詰所です。

・順路に従って一周回り、淑順門前に戻ってきました。テレビのインタビュー撮影が行われていました。

いかがでしょうか。見学時間は順路に従って進むとおおよそ30分程度です。首里城正殿を”背後から見る”ことができるのがポイントで、東のアザナからの風景は絶景の一言です。2月1日からは有料エリアにはなりますが、沖縄観光の際はお立ち寄りいただくことをお勧めします(終わり)。


【参照】首里城公園内に設置された案内図の一部を紹介します。

・「首里古地図(部分)」(1910年模写図 沖縄県立図書館蔵)

・1998年(平成10年)の地図。1910年の地図と較べてみることができる。

・御内原エリア内に設置された案内図。

・「沖縄県首里旧城図」(部分)1880年以前(那覇市歴史博物館所蔵)

・「沖縄県琉球国旧城図」(部分)(明治期、九州国立博物館所蔵)