俺が調子に乗って第90回記念選抜高等学校野球大会の展望を語ってみよう

平成30年3月23日(金)から開催されるセンバツ高校野球に備えてブログ主はベースボールマガジン社刊行の『第90回記念選抜高校野球大会完全ガイド』に掲載の選手データを参照に出場36チームの全チェックを行いました。ここで調子に乗って今大会の展望を語ってみようと思いつきましたので、野球好きの読者の皆さん是非ご参照ください。

・第一ブロック(東筑、聖光学院、東海大相模、静岡、駒大苫小牧、日本航空石川、膳所、明徳義塾、中央学院)

明治神宮大会出場チームが6校も配置された激戦ブロックですが、データ上では聖光、東海大相模、明徳の3強と見て間違いありません。この3チームは優勝を狙える戦力を誇ります。残念なのが聖光学院で、籤運が正直なところキツすぎます。この激戦ブロックを突破する最有力候補は投手力に厚みがある東海大相模と見ます。

なお開幕カードの聖光学院vs東筑は今大会屈指の好カードです。野球ファンの皆さんは是非お見逃しなく。

ちなみにこのブロックには森下翔太(東海大相模)と上田優弥(日本航空石川)というOPSが1.6を超えたリアルチートのバッターが2人もいます。ブログ主は2014年から出場チームをチェックしていますが、OPSが1.6を超えた選手はほとんどいません。今大会での活躍が期待できます。

・第二ブロック(英明、国学院栃木、延岡学園、富山商業、智弁和歌山、智弁学園、日大山形、下関国際、創成館)

このブロックはデータ的には智弁和歌山と智弁学園の2強です。ただし神宮大会準優勝の長崎創成館の強さがデータではつかみにくいので、どのチームが突破するか予測がつかないブロックでもあります。対抗馬は下関国際、ダークホースは富山商業と延岡学園です。富山商は投打にバランスの取れたチームで智弁和歌山といえども油断はできないし、延岡学園は打撃力が魅力の好チームです。

注目カードは智弁和歌山vs富山商業長崎創成館vs下関国際です。とくに下関国際は初戦をクリアすると調子にのって第二ブロックを勝ち進むだけの戦力を持つと予想しています。

・第三ブロック(明秀日立、瀬戸内、高知、大阪桐蔭、伊万里、花巻東、東邦、彦根東、慶応)

このブロックは大阪桐蔭と東邦の2強です。ハッキリ言ってほかのチームとのレベル差を感じますね。ベスト8は高い確率で大阪桐蔭と東邦と予測できますが、データ的には東邦が有利のように見受けられます。この対戦の勝者がセンバツ優勝に最も近いチームになるのかもしれません。

明秀日立vs瀬戸内彦根東vs慶応は好カードです。野球好きの読者はお見逃しなく。

・第四ブロック(由利工、日大三、三重、乙訓、おかやま山陽、松山聖陵、近江、星稜、富島)

このブロックは日大三と乙訓が2強で、対抗馬はおかやま山陽で間違いありません。それゆえに初戦の乙訓vsおかやま山陽は実にもったいない。この対戦も今大会屈指の好カードで、この対戦の勝者が第四ブロックの行方を左右すると思われます。

ダークホースは富島と星稜、このチームも初戦でつぶしあうのが実に残念。乙訓、富島の公立チームがどこまで勝ち進みかも注目です。ちなみに21世紀枠の由利工業は、打撃力は低いも投手がいいので日大三とはいえ油断はできない相手です。

いかがでしょうか、大雑把に展望を述べましたが高校生たちは冬場のトレーニングで信じられないほどの成長を遂げます。ブログ主の予想に反する結果になることも十分にありえます。そして明日から始まる選抜高校野球での球児たちの活躍を心から祈りつつ今回の記事を終えます。


第90回記念選抜高等学校野球大会 組み合わせ http://www.jhbf.or.jp/senbatsu/2018/tournament/tournament.pdf

〈出場36チームの公式戦データ一覧〉

【第一ブロック】

東筑

聖光学院

東海大相模

静岡

駒大苫小牧

日本航空石川

膳所

明徳義塾

中央学院

【第二ブロック】

英明

国学院栃木

延岡学園

富山商業

智弁和歌山

智弁学園

日大山形

下関国際

創成館

【第三ブロック】

明秀日立

瀬戸内

高知

大阪桐蔭

伊万里

花巻東

東邦

彦根東

慶応

【第四ブロック】

由利工

日大三

三重

乙訓

おかやま山陽

松山聖陵

近江

星稜

富島

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