過去4年間のデータを参照に今年の大阪桐蔭のチームを調子に乗って説明しよう

今年のセンバツ高校野球も間もなく開幕(23日)、今大会の最大の話題は「ミレニアム世代」と名づけられた大阪桐蔭高校でしょうか。既存マスコミやネット上では“史上最強”などの呼び声すら聞こえてくる注目度ですが、今回は過去4ヵ年(2015~2018)のデータを参照して、今年の大阪桐蔭のチームについて、ブログ主が調子に乗って説明します。野球好きの皆さん是非ご参照ください。

*新チームの公式戦のデータは15~17年までは高校野球ドットコムに掲載の、18年はベースボールマガジン社提供の資料を利用しました。

【2015】

野手に関してはこの4年で最強の布陣です。三番の福田くんが大不振ですが、それを感じさせないえげつない強力打線でしかも一番ヤバいのはチーム失策が1しかなかったことです。夏春連覇に現実味を感じさせるだけの巨大戦力でしたが、唯一の泣き所が投手陣の薄さでその弱点がセンバツ準決勝(vs敦賀気比)で露呈してしまいました。このチームは個人的に応援していたため、あの敗戦は血涙流してテレビ観戦していました(笑)。

【2016】

このチームは近畿大会優勝、神宮大会もベスト4と堂々の実績を持って甲子園に乗り込んできましたが、前年度に比べると下位打線の弱さが気になっていました(打線につながりを感じにくい構成)。投手陣は前年度の反省を踏まえて層が厚くなったのですが、ブログ主はこのチーム編成を見て「これはどっかでコケる」と予測しました。残念ながら予想通り木更津総合の早川投手の前に打線が沈黙して早々と甲子園を後にしてしまいます。

【2017】

このチームは秋の公式戦の結果を見たら最も貧弱(失礼)で、明らかに発展途上のチームです。しかも大会前に正捕手の岩本くんが怪我で離脱というアクシデントもあり、正直なところ初戦突破も厳しいかなと思っていました。実際に2回戦の静岡戦でコケそうになりましたが、ベスト8の東海大福岡との試合に勝ってチームが一皮も二皮も向けた印象です。優勝の原動力は徳山 – 福井のバッテリーの急成長と打線ではセンバツでは5番を打った山田君の活躍でしょうか、高校生の成長は本当に凄いなと実感したチームでもあります。

【2018】

今年のチームは投打のバランスでは4年間では最高のチームです。秋の公式戦の実績も近畿大会優勝、神宮大会ベスト4と申し分ないですし、タレントも豊富でとくに投手陣の充実が目立ちます。去年と違って完成品に近いチームを送り出した印象が強いです。しかも籤運も悪くないため、2年連続優勝を狙えるチームであると断言してもいいでしょう。

2018年のチームは沖縄の招待試合で実際にデータに現れない部分を見ましたが、弱点はセンターラインですね。とくに根尾くんを4番ショートとしてチームの中心に据えたことが吉とでるか凶とでるか注目です。選手のスペックやチーム編成は申し分ないのですが、優勝するためには山田くんの復活がカギになるでしょう。いち野球ファンとして大阪桐蔭高校の健闘を心から願いつつ今回の記事を終えます。

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