山川穂高選手の思い出

今月14日の沖縄タイムス1面に『山川47号 本塁打王』との大見出しで、西武ライオンズの山川穂高選手が県勢初のパリーグ本塁打王を獲得したニュースが掲載されました。実はブログ主は山川選手が出場した高校時代の公式戦を数試合観戦した影響で、彼には強い思い入れがあります。ブログ主が一番印象に残っている試合は2009年7月19日の選手権大会準決勝沖縄水産戦で、この試合の8回裏に彼はブログ主が今まで見たこともないものすごいホームランを打ちます。その思い出を語る前に14日の沖縄タイムススポーツ欄に掲載された山川選手に関する談話をご参照ください。

5年目快挙、関係者ら祝福

山川は2013年、ドラフト2位で西武に入団。昨季は7月から一軍に昇格し、23本塁打を放った。今季は開幕から4番の座に座り、本塁打を量産。16勝を挙げ、最多勝を獲得した多和田真三郎(中部商 – 富士大出)と共にチームを優勝に導いた。

中部商の監督だった盛根一美さん(66)は、高校時代の山川について「くそが付くぐらいまじめ。野球に関しては本当に一生懸命だった」と振り返る。長距離打者としての天性の素質に加え、努力する姿勢がさらに才能を伸ばした。県勢初の本塁打王誕生に「穂高みたいなホームラン打者はつくれるものではない。あり得ないこと」と称賛。

「1年限りではなく、継続していければ。子どもたちから目標とされるプレーヤーになってほしい」と願った。

高野連の岩崎勝久会長(58)は、中部商教頭として山川の高校時代を見守った。パワーがあり、3年夏の県大会で本塁打を3本放ったことを今でもよく覚えているという。「1軍で活躍するだけでもすごいのに、個人タイトルなんて涙が出るほどうれしいね」と感無量の様子。「県勢の活躍は高校球児の力になる。これからの活躍が楽しみだ」と期待を寄せた。(下略)

引用:平成30年(2018年)10月14日 沖縄タイムス スポーツ16~17面より抜粋

ブログ主が初めて山川選手を見たのは2008年9月27日の沖縄県秋季高校野球大会3回戦の宮古vs中部商の試合です。なおこの試合で中部商は宮古高校にコテンパンにやられてしまいましたので、4番ライトで出場した山川選手の印象は殆どありません。彼が存在感を増したのは春の県大会からで、夏はまさに怪物そのものでした。

2009年7月19日の選手権準決勝の中部商vs沖縄水産で3-2で迎えた八回裏に山川選手が外角ストレートをライナー性のあたりでバックスクリーンにホームランを打ちます。ブログ主はバックネット裏でこの試合を観戦していましたが、ものすごい打球音ととんでもない当たりを目の当たりにして現地で固まった思い出があります。右打者が外角高めのストレートをバックスクリーンに叩き込むこと自体すごいのですが、なんと彼はライナーでスタンドインさせました。

そのときの画像は@北谷球場さんのブログに掲載されています(下記リンク参照)。それ以来ブログ主の頭には”山川穂高”という名前が強烈にインプットされましたが、2018年の今日彼がパリーグで本塁打王を獲得した報道に接して一野球ファンとしてこの上なく幸せな気分になりました。今後も山川選手が活躍することを確信しつつ、今回の記事を終えます。


【関連リンク】@北谷球場さんのサイト『沖縄の高校野球』より。当時の山川選手のスペックは確か180㌢/95㌔で、ほかの選手より一回り大きかったのですが、やはり現在と比べるとほっそりしてます。

7/18/2009 選手権沖縄大会 準決勝 中部商 5-3 沖縄水産 @北谷球場

外角高めストレートすごい当たりバックスクリーンに叩き込む2ランホームラン

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