昭和のにーけーやー(二階建て住宅)を見つけたお話

先日(7月7日)ブログ主は所用で首里崎山町にある瑞泉酒造ギャラリーを訪れました。道路を挟んで向い側に駐車場がありますが、そこで偶然ですが昭和の沖縄における典型的なにーけーやー(二階建て住宅)を見つけましたので当ブログにてアップします。ブログ主が知っているかぎり、復帰前後に建築された(と思われる)コンクリ造りの2階建て住宅が現存している箇所は数少なくなりましたので、ラッキーと思いながら写真撮影した次第であります。


・レイアウトがいかにも”昭和の沖縄あるある”的な感じです。屋上にある水タンクもポイント高いですね。

・正面からの撮影です。コンクリ建物の無骨な雰囲気と長年の風雨にさらされた外観が歴史の一コマを感じさせます。

・2階へ上がる階段です。バリアフリーの配慮が皆無というところがたまりません。ちなみに健常者でも登り辛い階段です。(捕捉:左側の鉄製の手すりはあとから取り付けています)

・階段を登りきった直後です。狭い通路がいかにもって感じがします。

・2階です。建物の支柱が見えますが、これは増築を想定した造りになっているらしい(と昔説明を受けました)。

・昭和の沖縄建築の特徴の一つに「窓が小さいこと」があります。現存する外人住宅にその傾向が見られますが、理由は台風対策です。鉄格子をはめているのも台風で物が飛んできたときにガラスが割れないための対策です。現在と違って当時のガラスの耐久性が低かったことが原因です。

・階段を下りるときは本当に怖い。ちなみに雨降り後はすごく滑ります。ブログ主も昔何度も滑ってお尻を強打した記憶があります。

いかがでしょうか。あまりにマニアックなネタのため「はぁ??」と思われる読者もいるかもしれません。だがしかしブログ主にとっては懐かしの昭和を感じさせる貴重な建物です。”にーけーやー”という方言ですら死語になっている今日このごろ、これら”昭和の思い出”はできる限り残してほしいと願いつつ、今回の記事を終えます。

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