俺が調子に乗って第98回全国高校野球選手権について語るシリーズ

8月7日に開幕した夏の甲子園大会も明日(8月13日/大会7日目)で49代表すべてのチームが出そろいます。リオ五輪そっちのけでできる限り試合を観戦していますが、大会6日目を終了しての感想を調子に乗って記事にします。

本ブログで事前に東日本チームと西日本チームのランク付け(相撲形式)で記事にしました。その反省会は明日以降行うとして、今大会は私学の強豪に対して公立校の健闘が目を引きます。大会6日目までの私学vs公立校の対戦結果を調べると(公立チームは太字表示)、

鳴門(徳島)3-2佐久長聖(長野)

智辯学園(奈良)6-0出雲(島根)

いなべ総合(三重)5-3鶴岡東(山形)

八戸学院光星(青森)5-4市尼崎(兵庫)

山梨学院(山梨)5-3長崎商(長崎)

市和歌山(和歌山)8-2星稜(石川)

花咲徳栄(埼玉)6-1大曲工(秋田)

嘉手納(沖縄)10-3前橋育英(群馬)

上記の8カードで私学の4勝、公立校の4勝と5分の成績です。7日目のカード(木更津総合vs唐津商、明徳義塾vs境)はさすがに私学チームが勝つと予想できますが、それでも公立校の健闘が目立ちますし、注目すべきは大敗がないことです。負けたチーム(出雲、市尼崎、長崎商、大曲工)も私学の強豪に臆することなく堂々した戦いぶりが印象的です。

2015年の夏の甲子園でも津商(三重)が智辯和歌山(和歌山)に初戦で快勝しました。私学の強豪といえども甲子園に出場する公立のチームはたとえ無名でも要注意です。事実出雲高校と対戦した智辯学園は実に丁寧に戦って初戦を勝利します。春の選抜優勝校でも無名の公立校を侮ってはやられてしまう危険性があるのです。

公立校の健闘は2015年の神宮大会で優勝して、今年の春の選抜で準優勝した高松商(香川)の影響が大きいのではないでしょうか?今大会は残念ながら出場できませんでしたが、今シーズンの高松商業の健闘は全国の公立高校のチームに対して勇気を与えたことは間違いありません。

夏の甲子園は3回戦から日程がキツくなります。選手層の薄い傾向がある公立のチームでは勝ち進むのは正直厳しいのですが、我が沖縄県の嘉手納高校や他の公立チームがこの後どのような戦いを見せてくれるか実に楽しみです。