とある組織の人事と報道 その2

(続く)前回の記事 “とある組織の人事と報道” の中で、4月19日の糸数会長事故死におけるその後の旭琉會の動きをチェックすると、情報の流し方がとにかく上手い印象があります。もちろん暴力団も反社組織とは言え、組織の現状を世間に周知するために、週刊誌などを使ってのマスコミ対策は行なうでしょうが、今回の旭琉會は沖縄2紙、特に琉球新報を使って組織の健在ぶりを大々的にアピールすることに成功してます。

ではここで4月19日から6月27日の三代目襲名までの流れを追ってみましょう。

・令和08年04月19日 糸数会長事故死。20日から22日まで関連記事が沖縄2紙に掲載も、印象的なのが4月20日付琉球新報の25面で、「火の手が上がる集合住宅の4階部分」との但し書き付きで火災のカラー写真が掲載された記事です。

・令和08年04月25日 糸数会長の告別式。今回はサービスで同日の沖縄タイムスお悔やみ欄に掲載された告別式の告知をアップしますが、記事の目立つところに大々的に掲載されていました。

・令和08年05月02日 琉球新報社の記者が、糸数会長の告別式に参列した際、香典を渡し、香典返しを受け取った旨のニュースが報道される。

・令和08年05月03日 琉球新報社が糸数会長の告別式に参加した記者の件で「適切とは言い難い」とのコメントを発表。※なお「厳正に対処」の内容は非公開の模様。

・令和08年05月19日、旭琉会本部で(糸数会長を)「偲ぶ会」が21日まで開催される旨、琉球新報が25面で大々的に報道。なお、ブログ主が確認するかぎり現役の山口組若頭のカラー写真が記事として掲載されたのは琉球新報紙上初めてかと……

・令和08年06月15日、当運営ブログのアクセス数がなぜか急増し、17日にピークを迎える。

・令和06年06月19日、琉球新報で「旭琉会 組織固め進む 新会長に沖島一家総長」と題した旭琉會人事記事が掲載。

令和06月20日 山之内幸夫チャンネル(元山口組顧問弁護士)で「三代目旭琉会継承杯」と題した動画がアップされる。人事に関してはだいたいあっている内容なので、参考までに下記動画をご参照ください。注目はこの動画で沖島一家に代替わりに言及した件です。

・令和08年06月27日、北中城島袋の旭琉會本部で知念秀視氏が三代目会長に就任。翌19日に沖縄2紙が「新体制発足」の記事を掲載。

いかがでしょうか。ちなみに、ブログ主は昭和20年から今日にいたるまで暴力団関連を含む反社系の記事は幅広くチェックしてますが、今回のように暴力団が一般紙をうまくつかって組織の健在ぶりをアピールした例はひとつもありません。なお、県警の暴力団担当部署が(ある意図をもって)マスコミに情報をリークし、その流れで報道するのはよくある話ですが、ハッキリいって旭琉會が(県警を通じて)ここまでうまくマスコミを使うとは思いませんでした。

それはつまり、今の執行部の中にすっごく頭の切れる人物がいるのです

ただし、琉球新報がここまで旭琉會の “意図” に乗っかってくるのは予想外も予想外。先の(告別式参列における)香典の件で該当記者と組織とは関わりはないと報じられていましたが、

ホントかしら?

と余計なことを思ってしまったブログ主であります(終わり)。