あいさつ

「うちな~んちゅ」という言葉があります。「うちな~」は沖縄、「ちゅ」は~の人ですから「沖縄の人」と和訳がぴったり合うかもしれません。ただしこの単語は「沖縄人」と和訳してはいけません。「沖縄県民」「沖縄県人」ならセーフです。

ではなぜ「うちなーんちゅ」を沖縄人と和訳してはいけないのでしょうか。それは沖縄人という言葉の響きから「君たちは日本人ではない」というニュアンスを感じ取って、そして本能的に反発するからです。アメリカの人のことをアメリカ人と呼んでも差し支えありません。関西出身の人のことを関西人と呼んでも彼らは別に気にもしません。○○人と呼ばれて嫌な感情を抱くことはあるでしょうが沖縄県民ほどではありません。

うちな~んちゅという概念はいつ作られたのか、そしてなぜ沖縄人と和訳してはいけないのか?などあれこれ考えて、そして文章に纏めると今まで気が付かなかった琉球・沖縄の姿が浮かび上がってきました。PC内のテキストファイルに保存している文書もそれなりの分量になってきたので、これを機にブログを立ち上げることになりました。

ブログ主は元々理工系の出身です。正規の歴史学を学んだ者ではありませんが、多くの人々に読んでいただくようにできる限り分かりやすい記述を心掛けました。所詮素人学問ゆえに、至らぬ点は多々あると思われますが、このブログをきっかけに一人でも多くの読者が琉球・沖縄の歴史に興味を抱いて頂けたらこんな嬉しいことはありません。

最後に本ブログのタイトルですが、当初は「うちな~んちゅの心の創作者たち」でした。もちろん故山本七平氏の著書「現人神の創作者たち」のタイトルのパクりです。ただし偉大なる山本先生の足元にも及ばないブログ主がタイトルをパクるのは何か申し訳ない気がすることと、このブログでは浅く広くをモットーに琉球・沖縄の歴史について語るため当初予定のタイトルはボツにしました。

うちなーんちゅの概念についてだけでなく、産業・経済やあるいは高校野球など沖縄の歴史に関連することであれば幅広く取り上げていく方針です。そのため「俺が調子に乗って琉球・沖縄の歴史を語るブログ」に変更しました。タイトル通りに調子に乗って琉球・沖縄の歴史を語りますが、なにとぞお付き合いのほどよろしくお願いします。

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