俺が調子に乗って第99回全国高等学校野球選手権沖縄大会においてベスト4に勝ち進んだチームの戦力分析をするよ

現在、我が沖縄県において第99回全国高等学校選手権沖縄大会が絶賛開催中で、7月9日の準々決勝を勝ち進んだチーム(糸満、興南、美来工科、八重山農)が甲子園の切符をかけて、15日の準決勝、そして16日の決勝に臨みます。ブログ主は両日とも有給を申請済み、もちろん現地で観戦する予定ですが、今回はベスト4に勝ち進んだチームの戦力を調子に乗って分析しますので、野球好きの読者の皆様は是非ご参照ください。

今回分析に利用したツールは、バーチャル高校野球に掲載された試合詳細を参照に、ブログ主が独自にデータを算出してチーム分析をしました。単純に1イニングあたりの平均得点力、あるいは1点取るのに何イニング費やしたかを計算しただけですが、どのように沖縄県予選を勝ち進んだか良く分かる便利なデータなので下記に掲載します。

・1点獲得するのに何イニング費やしたか?

この数値は低ければ低いほど得点能力があります。例年の甲子園出場チームの平均値が2.2ですから、美来工科が甲子園平均レベルの打力を保持していることが分かります。糸満と八重山農は下位打線が弱いかもしれません。

・美来工科 2.21

・興南 2.81

・糸満 3.18

・八重山農 3.18

1イニングあたりの平均得点能力は?

この数値はもちろん高ければ高いほど得点能力があります。集中打が出る打線か否かを判断できます。例年の甲子園出場チームの平均値が2.1点ですから、全体的に打線に爆発力はやや欠けるイメージです。

・美来工科 2.0

・興南 1.90

・八重山農 1.72

・糸満 1.63

・1失点するのに費やしたイニング数は?

この数値は高ければ高いほど投手力がしっかりしたチームと言えます。甲子園平均レベルは大体9~10です。美来工科の数値が非常に低いのですが、これは2番手以降の投手が不調なのかもしれません。ちなみに興南の数値は甲子園に出場した15年より上です。

・興南 17.0

・八重山農 11.67

・糸満 9.0

・美来工科 4.57

・1イニングあたりの平均失点数は?

この数値はもちろん低ければ低いほど、ディフェンス力の高いチームと言えます。興南の数値が高いのですが、これは2失点したイニングが2つあったからです。ちなみに興南は失策数が4試合で1つとディフェンスが最も強固なチームですが、この結果は予想外でしたね。甲子園出場チームの平均値は1.2です。

・糸満 1.0

・八重山農 1.33

・美来工科 1.40

・興南 2.0

上記のデータを纏めると下図のようになります。この結果から美来工科は打撃のチーム、興南は投手を中心としたディフェンス力に優れたチームであることが分かります。八重山農と糸満はやはり打撃がウィークポイントになっています。

今回は初の試みとして、チームOPSも算出しました。ご参照ください。

高校野球におけるOPSは「どれだけチャンスメイクできるか?」の指標と考えたほうがいいです。やはり美来工科の打力が突出していることが分かります。興南と八重山農も数値的には悪くありません。糸満はちょっと心配ですね。

現時点において、ブログ主が調子に乗って順位をつけると①美来工科、②興南、③八重山農、④糸満になります。数十年ぶりの甲子園出場が現実味を帯びてきた美来工科が甲子園の切符を掴む最有力候補と見ますが、高校野球は何が起こるかわかりません。今期も春の九州大会ベスト4の美里工業が序盤で、優勝候補最有力の沖縄尚学もベスト8で敗退しました。勝負は実際にやってみないとわかりません。勝ち進んだ4チームが全力を尽くして好勝負を繰り広げてくれることをブログ主は心から願ってやみません。(終わり)

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【関連リンク】

バーチャル高校野球 沖縄大会

http://www.asahi.com/koshien/okinawa/

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