俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ その4

6月18日から始まる夏の選手権大会の沖縄県予選で、初戦屈指の好カードはなんと言っても八重山高校vs八重山商工との試合でしょう。八重山高校は秋の優勝チームで八重山商工は秋のベスト8チームです。勝ったチームが次戦で糸満高校と対戦するという、野球ファンにとってはたまらない展開ですが、残念ながらブログ主はお仕事で観戦にいけません(涙)。気を取り直して、春の高校野球で惜しくもベスト4で敗退しましたが、優勝を狙える戦力を持つ3位の沖縄尚学と4位の美来工科について記載します。

沖縄尚学は、秋の県予選で美来工科戦での大敗(0-10のコールド負け)からよくぞ立ち直った感があります。投手は左腕エースの諸見里くんと、打者は右の強打者である仲西くんを中心に投打にハイレベルのチームに仕上げてきた印象です。強打の1,2番を配置しているあたりは2014年のチームを意識しているのでしょうか、3位決定戦ではチャンスに畳み掛ける攻撃が見事でした。準決勝の糸満との試合では0封されますが、その他の試合では打ち勝っていますので、打撃に関しては問題ないでしょう。一つだけ気になるのが2年生ながら185cm/100kgの巨漢スラッガー砂川リチャードくんの起用方法です。

3位決定戦で砂川くんは4番ファーストでスタメン出場でしたが、ブログ主が見た限りではスウィングがやや鈍いことと、やはりファーストの守備が不安な印象でした。1発長打のある魅力的な選手ではありますが、現時点でスタメンで使うのはどうか?2014年のチームの4番打者安里健くん(現亜細亜大)も2年時は代打起用でしたので、現時点では無理にスタメンで起用しなくてもいいのではと思います。

左腕エースの諸見里俊くんは現時点で沖縄No1の投手でしょう。投手としての総合力では間違いなく興南高校の比屋根くんより上です。控え投手が未知数なのが気になりますが、沖尚ブロックには強打のチームが見当たらないため、あまり問題にならないのではと思われます。沖縄尚学にとって幸いなのは、苦手チームである美来工科と、春の県大会で負けた糸満、そして強打の嘉手納や、秋の優勝チームである八重山、準優勝チームである興南が反対ブロックでつぶしあいをしてくれることです。運のよさも感じますし、ブログ主は沖縄尚学が優勝する可能性が一番高いと予想しています(続く)。

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