閑話 2016年リオネジャネイロオリンピック・バレーボール世界最終予選を観戦して思ったこと その6

今回の最終予選では、スプートニック0829さんを初めバレーボールのブロガーたちが日本バレーボール協会の改革の必要性を訴えています。スプートニック0829さんの意見が一番分かりやすいのでブログ内ページを貼り付けしましたが、ブログ主が一番危惧しているのは実は東京オリンピック以後のバレーボール競技の行く末です。

日本バレーボール協会はFIVBに対する影響力を保持することが最優先で、肝心の選手強化を怠ったことを猛省してほしいのです。豊富なスポンサー料やTVの放映権を獲得することを第一義に考えて組織運営した結果が今回の最終予選の惨敗につながったことは疑いの余地がありません。正直言ってVリーグはあまり人気ないですし、ジュニア世代は世界はおろかアジアでも苦戦しているではありませんか。国内のリーグが盛り上がらないにも関わらず、ナショナルチームの試合だげが不自然なまでに盛り上がっていることはあまりにもおかしいのです

このままではバスケットボールに負けます。すでに競技人口ではバスケットとバレーボールでは3対1と差がついています。バスケットボールは国内リーグを一本化して、今年秋に開幕するBリーグを盛り上げることに全力を注ぐ決意です。Bリーグが成功したら長身アスリートがバスケットボールに奪われてしまいますが、そういう危機感が日本バレーボール協会にあるのでしょうか?

スプートニック0829さんが上記に貼り付けしたブログに

今こそドラスティックな変革が求められているのは間違いない.ここでしっかりと実績のある外国人監督を招聘できなければ、東京に出たとしても予選ラウンド負けで終わるだけであろう。日本バレーボール協会はこだわりを捨てるべきである。

とあります。まさに正論ですが、具体的には「松平さんが築き上げた現在の運営システムから決別すべきである」ということなのです。このときをもってドラスティックな変革が行われなければ、東京オリンピック以後のバレーボール界はジリ貧になってしまうのは疑いの余地がありません。1ファンとしてこれ以上の醜態は見たくないのです(終わり)。

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