令和元年度 – 第48回招待試合(明石商業vs北山高校)を観戦してきたよ

本日ブログ主はコザしんきんスタジアムで開催された第48回招待試合(招待校:明石商業)を観戦してきました。今年は明石商業を相手に18日は興南高校と沖縄水産高校が、19日は北山高校と沖縄工業が対戦しました。残念ながら前日(18日)の試合は観戦することができなかったのですが、本日は第一試合の北山高校との試合を観戦してきましたので、大急ぎではありますがレポートをまとめてみました。野球好きの読者の皆さん、是非ご参照ください。

・梅雨に入って天気が崩れがちな沖縄地方も、本日は晴天に恵まれ絶好の野球観戦日和になりました。

・明石商業の選手たちが登場です。全体的に身体ががっちりした選手が多い印象をうけました。

・第一試合は10時開始予定です。試合前のシートノックを見た限りでは、3月に来沖した横浜高校の選手たちの動きのほうが上に見えました。

・スタメン発表です。明石商業はエース中森俊介君が先発です。北山高校はエース金城洸汰くんが5番レフトで、背番号11番の金城和尋君(右)が先発です。

・試合開始です。スタンドからみても明石商業の選手の身体つきが違うのがわかりました。

・5回裏終了の時点で 0-0 です。ここまでは両チームとも観戦して眠くなりそうなほど淡泊な試合運びでした。

・試合終了です。明石商業が6回裏から登板した北山高校のエース金城洸汰くんをとらえて2点をもぎとり、そのまま逃げ切りました。

きょうの試合は明石商業のバッテリーが北山打線をうまくあしらった印象をうけました。明石商業の先発中森くんは3イニングを登板して34球、2安打4三振の素晴らしい投球で最速は142㌔でした。2安打とも2塁打を打たれましたが、後続の打者をあっさり打ち取るあたりはさすが全国レベルの投手だなと実感しました。

4回から登板した杉戸投手は6イニングを登板して117球、4安打3四死球4三振でちょっと荒れ気味でしたが、両コーナーにストレートと右打者への内角へのスライダーを有効に使い分けて北山高校打線を抑えていました。左サイドハンドで変則的な投球フォームといい、投球内容といい去年の興南高校のエース藤木琉悠君に似ているなと思いました。

明石商業の打線は全体的に打ち損じがおおく、淡泊な印象をうけました。あと走塁でミスが散見され、それ故に全体的に攻撃が雑になってしまった感じです。ただし明石商業らしさを感じたのが6回以降の攻撃で、試しに下図をご参考ください。

北山高校は先発の金城和尋君が5イニングを登板、6回からエース金城洸汰君が投げたのですが、最初の5イニングまでの1人当たりの平均球数が 2.87 で早打ちに徹していました。6イニングの球数が極端に多いのですが、これはこの回から登板した金城洸汰君の立ち上がりが非常に悪く、前半戦とちがって打者が待球に徹していたからです。この回は2つの押し出しで2点をもぎ取りましたが、走塁ミスがなければもっと点を取っていたかもしれません(6回以降の1人当たりの平均球数は 4.57 )。

このような(戦い方の)緩急の使い方は沖縄のチームではあまり見ることができないので、北山高校はよい勉強になったはずです。今年3月に来沖した横浜高校と比較すると、選手個々の能力は横浜が上でも、実際に試合をすると明石商業が勝つだろうなと実感しました。試合後は明石商業のようないい意味での”大人のチーム”をどんどん招待して沖縄のチームと試合をさせてほしいなと思ったブログ主であります。

春季大会ベスト4の北山高校について述べますが、去年夏と秋の大会の印象そのままで、チームがまったく変わっていない印象をうけました。これでは夏の大会は厳しいし、沖縄水産と対戦したら間違いなく負けるなと痛感しました。夏の予選まであと1ヶ月あまり、どこまでチームのレベルを上げることができるのか、ブログ主は注視していきたいと思います。(終わり)

【参考】パンフレットを配布していたので画像を貼り付けます。ご参照ください。

SNSでもご購読できます。