俺が調子に乗って我が沖縄代表の沖縄尚学の戦力を分析したよ

新型コロナウィルス感染症に伴う緊急事態宣言(大阪府)、まん延防止等重点措置(兵庫県)下にもかかわらず、今月10日より第103回全国高校野球選手権大会が予定通り開催となり、高校野球好きのブログ主はホッと胸をなでおろしている次第であります。

去年から今年にかけての新型コロナウィルス禍の影響で、全く現地観戦ができなかったブログ主でありますが、いま手元にあるデータをもとに我が沖縄代表の沖縄尚学の戦力を調子に乗って分析しました。読者のみなさん、是非ご参照ください。

まずは決勝戦(7月18日、対中部商業)のスタメンを紹介します(太字はキャプテン)。

決勝戦のスタメンにプラス沖縄タイムス社の各校紹介のデータをもとに作成しましたが、今年のチームは体格がよくスタメンの平均身長が174.7㌢もあります。ちなみに例年の全国平均がだいたい172㌢、参考までに2014年に春夏ベスト8に進出したチームの平均身長が174㌢なので、その時に匹敵する大型チームです。

ちなみに投手はエース左腕の當山渚君が4試合21ニング1/3、背番号10の美里大雅くんが2試合11イニング2/3、背番号8の後間翔瑚くんが1試合7イニングを投げており、チーム防御率0.45、5試合を通じての総失点4(1試合あたり0.8点)の素晴らしい成績を残しました。

沖縄尚学の今大会の成績もまとめてみましたのでご参照ください。

ブログ主独自の計算法で、沖縄尚学と初戦で対戦する阿南光高校との戦力分析表もご参照ください。

夏の沖縄大会における沖縄尚学の勝ち進み方は極めて順調で、特にディフェンス力が際立っています。予選5試合でエラーが3つの堅い守備力を持ち、しかもエースの當山君が好調で、沖尚から1点を取るには10イニングを要する鉄壁のディフェンス力が最大の長所です。

チーム打率は3割4分9厘で際立って高い数値ではありませんが、9イニング中4~5イニングは得点チャンスを作るしぶとさが売りです。この点では対戦相手の阿南光よりもチャンスメーク力は数段上と見て間違いありません。ただし1イニングの得点数が2を下回っているため、長打で一気に大量得点の爆発力には欠けた打線と言えます。残塁数の多さ(1試合平均8)も少し気になります。

機動力に関しては1試合に1回盗塁を決めればいいという感じでした(5試合で4つ)。ただし走塁面は現場で見ないと分からないため、走力に関しては総合的に判断できません。

大会4日目(13日)の第三試合で我が沖縄代表は徳島県代表(阿南光高校)と対戦します。両チームの予選における勝ち上がり方を比較すると、圧倒的に沖縄尚学が有利と判断しています。だがしかしブログ主はTV観戦した決勝戦におけるナインの状態をみてものすごく不安を感じざるを得ませんでした。その理由は決勝戦ではありえないミスを沖尚の選手たちが連発していたからです。

たとえば7回表(沖尚は表の攻撃)、2死から1番後間くんが出塁するも、牽制であっさり刺されます。牽制アウトはランナーの集中力が欠けた場合に起こりやすいのですが、なんと8回表にも1死から出塁した3番仲宗根君が牽制で刺されてしまいます。つまり決勝の大舞台で同じミスを2度も繰り返してしまったのです。

極めつけが3回裏の中部商業の得点シーンで、1死1塁で先発投手の美里くんの牽制悪送球で1死3塁になります。これで動揺した美里君は2死後にボークを取られて2点目を献上してしまいます。しかもそのボークがランナー3塁にいるにもかかわらずワインドアップで投げようとし、それに気が付いた美里君がセットポジションに変更したというありえないミスです。このシーンをみたブログ主はTVの前で絶句しました。

今年の沖縄尚学のチームは個々の能力は高いもメンタルのムラが大きすぎます。具体的には集中力が持続することなく、9イニングを通じてオン/オフと切り替わりながら試合を進めているのです。つまり

短期決戦でやらかすチームの特徴

そのものであって、決勝戦を見た後は正直なところ初戦突破は厳しいかなと思わざるを得ません。

なぜこのような状態になったかといえば、明らかにコロナ禍の影響であり、実戦経験不足がモロに反映された結果です。しかも緊急事態宣言下でのコンディション調整に不安を抱えた状態で甲子園入りするため、今年はハッキリいって初戦を突破すれば御の字です。

個人的には勝ち進むと3回戦で大阪桐蔭と対戦する可能性がありますので、そこまで頑張ってほしい気持ちはあります。だがしかし左腕エースの當山くんの好調が維持できればチャンスありますが、今年はちょっと厳しいかな。それでもブログ主はTVの前で沖縄尚学の活躍を期待すべく全力応援することを決意した次第であります。(終わり)

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