新年の挨拶

あけましておめでとうございます。

旧年中は、当ブログを訪問いただき、まことにありがとうございます。

平成28(2016)年5月19日、当ブログがスタートしてから2度目の正月を迎えることができました。おかげさまで配信記事数も 370ページを数え、目標の1000記事まで残り630 ページとなりました。当ブログは2~3日に1回のペースで記事を配信していますが、思った以上にネタがあるなと思いつつ、今年も調子に乗って記事を配信する所存であります。

前年度の『新年の挨拶』を顧みると、現時点では「うちなーんちゅ」の概念の誕生や、ポスト冷戦後の歴史認識の再構築は道半ばかと存じます。正直なところブログ主のレベルでは到底追いつけないと感じる部分もありますが、倦むことなく気長に考え続けていくつもりであります。

平成29(2017)年を振り返ると、個人的には情報の取扱いが決定的に変わったことを実感します。つまりクラウドの概念が社会に浸透することで、情報の共有および拡散スピードが著しく速まったことです。言い換えると、全世界レベルでの「情報発信の自由」の時代の到来です。

情報管理がローカルからクラウドへと移行することで、個人が気軽に情報を発信し、あるいは他者のコンテンツを簡単に共有することが当たり前の時代になったのです。実は平成18(2006)年 Google 社がクラウドの概念を提唱した当初、情報管理はローカル(PC内のハードディスク等)で管理するのが常識でしたが、この10年でその常識が完全に覆されたのです。

そうなると、情報発信者は共有を前提にコンテンツを提供する必要があります。そのため不適切な情報を発信した場合は、クラウド上で共有拡散され、あっという間に炎上する事態になります。情報発信の自由は、発信者にも大きな責任を負うこととなりますが、それが個人レベルにまで波及する現象はローカル内にデータを保存する時代にはなかったことです。

我々は情報化社会という厳しい時代を生きています。気軽に情報を発信できる便利さがありますが、その反面情報がクラウド上で逐一チェックされ不適当と判断された場合、炎上はおろか社会的責任をとらされるケースすらあり得るのです。ブログを運営している身としてもその辺の厳しさを認識しつつ、少しでも読者の役に立てるコンテンツを逐一提供していく予定です。そして一人でも多くの読者が琉球・沖縄の歴史に興味を抱いていただけたら、これに勝る喜びはありません。本年度もご愛顧のほどよろしくお願いします。

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