興南、木更津総合、創志学園、下関国際ブロックの展望

先日(8月5日)に『興南、土浦日大、木更津総合、敦賀気比ブロックの展望』という記事を配信したところ、予想のはるか斜め上をいくアクセス数がありました。おかげさまで当ブログは過去最速のペースで1万pvを達成しそうですが、「はやく次の展望記事をアップしろ」とう読者の無言のプレッシャーは無視できないものがあるため、今回は続編として「興南、木更津総合、創志学園、下関国際ブロックの展望」について大急ぎで纏めてみました。野球好きの読者の皆さま、是非ご参照ください。


代表校紹介および試合結果はバーチャル高校野球のデータを参照しました。

沖縄の代表校紹介 – 興南(2年連続12回目)

東千葉の代表校紹介 – 木更津総合(3年連続7回目)

岡山の代表校紹介 – 創志学園(2年ぶり2回目)

山口の代表校紹介 – 下関国際(2年連続2回目)

今回は地方予選および甲子園初戦の結果も踏まえて、データを再編集しました。

ちなみにチーム平均データも算出してみました(画像データが細長くなってしまったので新しいタブを開いてご参照ください)。

今回新たに編集したデータを参照すると、創志学園の戦力の高さが目立ちます。チームOPSが1.0をこえ、1試合あたり1本のホームランを打ち、そして失策は6試合で0という攻守にうらやまけしからぬ結果を残しています。そのわりには1試合平均打点が6.8と少なめですが、これは大量点→僅差→大量点→僅差のゲームを繰り返してきた結果そうなった感じです。長崎創成館との試合も7点取ってますので、もしかすると次の試合は打線が沈黙するかもしれません。

木更津総合は1試合平均の四死球の数が異常です(7.14あって4チーム中ダントツ1位)。それゆえに出塁率は4チームでトップの結果を残しています。そして1試合あたり8.14点の打線は一見すると強力に見えますが、逆に言うと四死球を与えなければ木更津総合の攻撃力が激減することも考えられます。興南の両左腕(藤木・宮城)は制球力抜群なので、いまの興南の投手およびディフェンス力なら十分に対応できると考えています。

興南および下関国際はデータを参照すると、攻撃力は下関国際がやや上かなと。ただし興南は初戦で土浦日大相手に15安打と打撃が好調、県大会から試合を見続けてきたブログ主は打線の調子が上向きになっていると実感しています。

次にチーム投手力のデータを参照ください。

木更津総合、創志学園、下関国際に関しては自責点データがなかったので、防御率は空白にしました。注目は創志学園のデータで、奪三振率、WHIP、K/BBともにおかしな数値になっています。西純矢投手を始めとした圧倒的なチームディフェンス力には正直なところ(対戦相手にとって)絶望すら感じる結果になっています。

興南の指標もK/BBが6.0と非常に高く、4チームの中ではゲーム支配力が最も高いチームであることが分かります。初戦の土浦日大との試合も終始興南ペースだったのもうなずけるデータです。下関国際も奪三振率を除けば興南、創志学園に勝るとも劣らずの数値で、チームディフェンス力が非常に高いことを示しています。

木更津総合は4チームの中で一番投手力が劣るのですが、理由は与四死球の多さでしょうか。初戦の敦賀気比との試合は野尻くんの好投が光りましたが、この先勝ち進んでいく上で投手力を含むディフェンス力にやや不安を抱えていることが伺える結果になっています。

是に由りて之を観(み)れば、創志学園は高いレベルで攻守に安定した実力を誇り、興南と下関国際はディフェンス力が優れたチームで、木更津総合はバランス型のチームと言えます。このブロックでは創志学園が頭ひとつ抜けた印象で、ベスト8進出の最有力候補といえます。ただし前述した通り創志学園の打線は大量点→僅差→大量点→僅差の傾向があるので、下関国際のディフェンス力を持ってすれば次の試合はワンチャンスありかとブログ主は考えています。

我が沖縄代表の興南は15日(水)の第二試合で木更津総合と対戦します。この試合のカギは四死球で、いまの興南投手陣であれば相手に不用意な四死球を与えることなく木更津総合に勝利すると予想しています。正直言えばいま創志学園と当らなくてよかったなと、木更津総合なら総合力は高いけどつけいる隙があり勝つチャンスは十分にあると確信しています。そしていまから次の試合が待ち遠しくてたまらないブログ主であります。(終わり)

 

 

 

 

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