既にご存じの読者もいらっしゃるかと思われますが。沖縄県名護市の辺野古沖で船2隻が転覆し、修学旅行で来沖中の女子生徒と船長が死亡した痛ましい事故について、ネット上では様々な情報が飛び交ってますが、現時点で確信できた件について言及します。
3月16日の(転覆した)船が所属するヘリ基地反対協議会の記者会見で最も印象に残った部分があります。それが産経新聞の記者の質問であり、文字起こしは以下ご参照ください。
産経新聞と申します
今回最大搭載人員が12人以下の小型船舶でしたけど
知床のKAZU1の事故以降、法律が改正されまして、
他人の需要に応じて人を運送する事業に該当すれば
運輸局に登録が必要になったんですけど
今回(転覆した船舶は)運輸局に登録はされているのでしょうか?
この質問に対し、ハッキリいってヘリ基地反対協議会のメンバーの表情が凍り付いてましたね。ちなみに国土交通省九州運輸局のホームページによると、令和07年4月1日の法改正によって「一般不定期航路事業」が制定され、その内容は下記ご参照ください。
原則として非旅客船(旅客定員1~12名)を使用し、不定期(日程やダイヤを定めない)に、他人の需要に応じて、人を運送する事業(有償であるか無償であるかは問いません)ということになります。
なお、旅客船(旅客定員13名以上)を使用して事業を行う場合には、取扱いが異なる場合がありますので、判断に迷う場合は、管轄の運輸支局等あてお気軽にお問い合わせをお願いします。
つまりヘリ基地反対協議会の面々はこれらの法改正を把握せず、しかも運輸局に問い合わせなどをせずに、平和学習の名目で生徒たちを受け入れていたわけです。そしてこういう “グレーな部分” が今回の事故を引き起こしたんだなと痛感しました。
つまりワシントン事務所の件もそうでしたが、沖縄の問題を訴えるにあたって “グレーな部分” を黙認する悪癖が平和学習の現場にあったことが伺えます。なおブログ主の経験として語りますが、修学旅行の平和学習に携わる人たちは総じて真面目な方々です。亡くなられた船長さんも、(ヘリ基地反対協議会の記者会見を見るに)現場からすごく信頼された方であるのは理解できます。それゆえに平和を訴える現場で自らの過失から犠牲者を出してしまった現実を受け止められないというのが、平和学習に携わる人たちの “現在地” でしょう。
今回の事故を受けて、ブログ主は平和学習そのものを否定する気はありませんが、
平和学習の運用におけるグレーな部分は無くそう
と声を大にして言いたいです。
最後に辺野古新基地建設反対運動は、これで結果的に3人の犠牲者を出したことになります。歴史を振り返ると昭和47年前後の復帰協主導の復帰闘争ですら犠牲者は1人だったことを考えると、これは極めて異例な事態です。果たしてこのまま反対運動を続けていいのか、真摯に検討していただきたいのですが、ハッキリいってそれができないから
ネット上での誹謗中傷はやめよう
などと声をだして大声で唱えるんじゃないかと、嫌な予感しかしないブログ主であります。