【高校野球】俺が調子に乗って沖縄尚学の新チームについて語ってみよう

明日から宮崎県において第157回九州高等学校野球大会(以下秋季九州大会)が始まりますが、我が沖縄第一代表の沖縄尚学(以下沖尚)は、大会二日目の初戦で有明高校と対戦します。

本日の沖縄タイムススポーツ欄の記事によると、沖尚は優勝候補に挙がってましたが、ブログ主は秋季沖縄大会の2試合(名護、エナジック)を現地観戦した上で、沖尚新チームについて調子に乗って言及します。高校野球好きの読者の皆様、ぜひご参照ください。

今月5日の秋季沖縄大会(vs名護、コザしんきんスタジアム)のスタメンです。

なお、選手年間等を参照に、背番号などを補足したデータもご参照ください。

大雑把に説明すると、野手に関しては1番から3番までは前チームの系譜を受け継いだ選手たちで固めてますが4,5番に(前チームにはなかった)無骨なタイプに選手を配置しているのが特徴です。ちなみに夏の甲子園で優勝した前チームは1番から8番まで “何をやらせてもうまい系” の選手がずらっと並ぶスタメンでしたが、チームバランス的には今年のほうがいいかなとの印象を受けました。

ただし、現時点では下位打線がちょっと弱いのと、やはり外野がまだ固まっていない印象があります。あと山川捕手が1番を打ってますが、比嘉監督の本音としては、彼は4番の秋江選手の後に配置したいのではと思ったりもしました。

個人的に一番印象に残った選手は足立琥太郎くん(遊撃手)です。ハッキリ言って

眞喜志くんの後があっさり埋まった

のにはびっくりでした(沖尚おそるべし)。もちろんほかの選手たちのレベルも思った以上に高かったので、九州大会の活躍が大いに期待できます。

投手陣

10月15日付沖縄タイムス13面(スポーツ)によると、秋季沖縄大会において沖尚は5投手が登板しており、チーム防御は0.88とありました。参考までに登板イニング数が多い順にあげてみると

末吉良丞 13イニング (防御率1.38)

田場典斗 12イニング(防御率0.00)

新垣有絃 9イニング (防御率2.00)

となってます。秋季沖縄大会のMVPは間違いなく田場典斗くんでしょう。彼は初戦、2回戦、そして決勝で先発し、試合を作ったことで末吉、新垣くんの当番回数を抑えることができ、そして優勝することができました。甲子園組(末吉、新垣)が明らかに本調子でなかったので、秋季九州大会の初戦もおそらく田場君の先発が予想されます。

なお、末吉君は13イニング投げて三振17個、四死球8つ(四球6,死球2)の不安定な内容でした。新垣投手は名護との試合の出来が酷かったのですが、準決勝と決勝で本来の投球を見せたのはさすがの一言です。沖尚は秋季大会2戦目(ベスト8)でおそらく末吉くんが先発と予想されますが、それまでに両投手が復調してくれるかが九州大会の最大の見どころになりそうです。

そのほかの投手で気になるのが、5イニングに登板した饒平名麻貴人くんで、4安打は打たれているもの4三振を奪い自責点ゼロの好成績でした。彼も九州大会で出番がありそうです。

秋季九州大会

沖尚が入ったブロックは、初戦が有明(熊本2位)、そしてベスト8で神村学園との対戦が予想される「死のブロック」となりました。つまりベスト8が大難関というわけですが、ここでブログ主は試しに(2005年選抜以降の)神村学園と沖縄代表の通算成績を調べたところ、11回対戦して6勝5敗と神村が勝ち越しています。そして6勝のうち3つは沖尚からの勝ち星であり、しかも公式選において

沖尚は一度も神村に勝ったことがありません。

ものすごい不吉なジンクスに気が付いた(というか前から知っていた)ブログ主ですが、今年のチーム力なら神村学園を “たっくるす” ことができると確信してます。神村が初戦で宮崎学園相手にやらかしてくれないかとの淡い期待もありますが、もしもベスト8で沖尚が神村に勝利したならば、その勢いのまま九州大会制覇、そして神宮の頂点も狙えると確信してます。

その前に初戦でやらかさないことを願いつつ、今回の記事を終えます。