俺が調子に乗って第99回全国高等学校野球選手権大会出場チームを分析してみよう(東日本編)

去る8月4日に、第99回全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行われ、我が沖縄代表の興南高校は大会4日目(8月10日)の第三試合で智辯和歌山高校(和歌山)と対戦します。初戦からいきなり関西の強豪チームとの対戦が実現し、ブログ主はその日が来るのをすごく楽しみにしていますが、今回は東日本の出場チームの分析結果を調子に乗って発表します。野球好きの読者の皆さん、是非ご参照ください。

分析方法は西日本編と同じで、イニングの得失点のデータだけを利用して、どのようにして地方予選を勝ち上がったかを算出してみました。単純な計算方法ですが、意外にも役に立つ情報ですのでブログ主は毎年出場校のデータをチェックして高校野球を観戦しています。では分析結果を御覧ください。

・1イニングに何点とれるか:この数字は大きいほど打線に爆発力があります。お祭り打線、あるいは長打力に優れたチームと判断できます。

・1点取るのに何イニング必要か:この数値が小さいほど、小刻みに加点できるマシンガン打線と言えます。上位と下位に余り差がないつながりのある打線と判断できます。

・1イニングに何点失点するか:この数値が小さいほど投手力を含むディフェンス力が高いと推定できます。

・1失点するのに何イニング必要か:この数値が大きいほど投手力を含むディフェンス力が高いと言えます。

西日本のチームと同じく、東日本のチームも打高投低の傾向があります。そして東の方が西よりも予選でいい勝ちあがりをしているチームが多いように見受けられます。ではブログ主が東日本チームのランキングを調子に乗って発表します。

1.二松学舎大付(東東京)

2.木更津総合(千葉)

3.中京大中京(愛知)

4.花咲徳栄(埼玉)

5.作新学院(栃木)

6.日本文理(新潟)

7.聖光学院(福島)

8.盛岡大付(岩手)

9.前橋育英(群馬)

10.北海(南北海道)

注目は二松学舎大付と木更津総合です。とにかく予選の勝ちあがり方が最高です。予選の好調を維持できれば本選でも手がつけられない強さであること間違いありません。中京大中京、花咲徳栄は打線の破壊力がえげつなく、作新学院は投打のバランスにおいては前年のチームを上回っています。ここまでが文句なしのAランクでしょう。

日本文理は伝統の強打が健在、聖光学院は東日本チームでは屈指のディフェンス力を誇ります。盛岡大付も強打プラス投手力があり、前橋育英は投手陣の厚さが売りのチームです。ここまではAクラスに準ずる実力があると判断できます。

面白いのが前年準優勝チームの北海高校で、予選ではディフェンス面ですごく苦労していましたが、その分打線の破壊力が凄まじく、3年連続で甲子園の切符を勝ち取りました。初戦は今大会屈指のディフェンス力を誇る神戸国際大付(兵庫)が相手で、相手にとって不足なしの好勝負が期待できます。

ほかランク外で気になるチームは、津田学園(三重)、大垣日大(岐阜)、藤枝明誠(静岡)、高岡商業(富山)、明桜(秋田)あたりです。特に個人的に注目しているのが津田学園で、藤枝明誠との試合は今から楽しみで仕方ありません。高岡商業はセンバツで惜しくも盛岡大付に負けてしまいましたが、実力あるチームで本選でも躍進が期待できます。初戦の東海大菅生(西東京)は強豪ですが相手に不足はありません。大垣日大、明桜はディフェンス力が高い好チームと見ています。

横浜(神奈川)、山梨学院(山梨)、仙台育英(宮城)の3チームは予選で思いのほか苦しんでいるように見受けられました。チームがまだ成熟していない印象ですが、本選でどうチームを立て直してくるかも興味あります。(続く)

 

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