俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ 第98回全国高等学校野球選手権沖縄大会について その2

では準決勝に進出した4チームの比較表をチェックしましょう(プラス八重山商工と2015年甲子園出場チームの平均値も記載)。

キャプチャ

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FA308_VklTMuJVOFVHsfu9nY3tO2qJhKThcUvuqVsYA/pub?output=pdf

上記のデータは単純にイニングや得点、失点のデータをまとめてチームの勝ちあがり方を調べただけですが、意外に参考になります。これらのデータから嘉手納と那覇西はディフェンス重視で勝ち上がり、小禄と美里工は打撃戦を制したことがわかります。

優勝に一番近いのは嘉手納高校*でしょう。準決勝の相手の那覇西は同じくディフェンス型ですが、データ上は嘉手納の方が上です。両チームともに打線に火がつくのが遅い傾向がありますが、これまでの勝ち上がりを考えると嘉手納が断然有利です。

嘉手納も那覇西も攻撃力がやや弱い点は共通です。データ上から予測するに両チームともに上位打線と下位打線に差があってチャンスメイクの能力が低いと思われます。それでもベスト4に勝ち進んだのはディフェンス力が高いからです。とくに嘉手納高校のディフェンスに関する数値は例年の甲子園出場校のレベルを上回っています。那覇西のディフェンス力もかなりのレベルも嘉手納高校の優位は動かないでしょう。

*2015~16のシーズンは公式戦で興南高校に勝利したチームが優勝しています。新人戦・秋の県大会の八重山と春の糸満が該当します。このようなジンクスは決して無視できるものではありません。

美里工と小禄はオフェンス型のチームで打撃戦を制して勝ち進んできました。チャンスメイク力は美里工のほうが上で甲子園レベルの攻撃力を誇る打線と、爆発力では今大会No1の小禄の打線が真っ向からぶつかりあう熱い展開になると予想します。ただし投手力を含めたディフェンス力が弱いのが気がかりで、特に美里工の投手陣は打たれすぎの印象があります。両チームともにベスト8から一週間経過して投手力を含むディフェンス力をどこまで修正したかが見物です。

ブログ主はこれまでのデータだけで判断して、明日のベスト4は

嘉手納 3-1 那覇西

小禄 8-7 美里工

と大胆に予想します。外れたらお笑いですが、予測がはずれるから勝負事は面白いのです。明日はお仕事休みでもちろん現地観戦予定です。観戦記は改めでブログ上でアップします。

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