第106回全国高等学校野球選手権沖縄大会のトレンド

先月22日から沖縄セルラースタジアムほか、複数の球場で「第106回全国高等学校野球選手権沖縄大会」(以下高校野球沖縄大会)が絶賛開催中ですが、ブログ主も時間の許す限り現地観戦を試み、本日(7日)までに計6試合を観戦しました。

もちろん限られた観戦であることを考慮しつつ、ブログ主なりに今大会のトレンドが見えてきましたので、動画を編集がてら記事にまとめてみました。大雑把に説明するとキーワードが三つあり、一つは「新バット」、二つ目が「左腕」、そして最後に「私学五強の時代」になります。それぞれ簡潔に説明しますので、高校野球好きな読者のみなさん、是非ご参照ください。

新バット

今年のセンバツ、そして春の県大会から導入された低反発金属バット(以下新バット)ですが、春の大会では影響が顕著で、秋の大会よりも打球が飛ばない様子がハッキリ確認できました。だがしかし、夏の大会では選手たちが新バットを使いこなしている現状にはビックリしました。去年の大会よりは打球が飛ばないようにも思えますが、それでも外野の頭を超える大飛球や、高いフライを打ち上げる選手が春の大会よりも激増しているため、新バットによる影響はないと見ていいかもしれません。

我が沖縄でも、2009年の山川穂高(中部商業)、2010年の眞榮平大輝(興南)のような強烈な打球を放つ選手がふえてきました。1年に1人ぐらいは強く振れる選手がいるなとの感があり、今年は大濵安綺(ウェルネス)、龍山暖(エナジック)の2人が該当します。安全面の観点からは新バット導入はやむを得ないと思いつつも、あっという間に対応してきた選手たちには素直にすごいと言わざるを得ません。

左腕

ここ数年の沖縄の高校野球の流れとして、左腕のスピードが上がった点を挙げることができます。島袋洋奨投手(10.興南)は例外として、10~15年前の左腕の場合、平均球速が125㌔前後で、130㌔中盤を投げると球場がどよめいたものです。ブログ主は2016年夏の県大会で仲井間光亮くん(嘉手納)がセルスタで投げた際、139㌔の球速表示を見て、おー!!と叫んだ記憶ありますが、令和の今日では公立校の左腕でも、毎年のように130㌔後半マックスが出てくるようになりました。

今大会もコザ高校の比嘉嗣逞(ひが・つぐとし)君がコザしんきんで139㌔を、崎濱海翔(さきはま・かいと)君が135㌔を計測、新聞報道によると首里東の玉寄暉東(たまよせ・あきと)君が一回戦で139㌔を出したとのことです。あと沖尚の新1年生左腕が147㌔をマークし勝利に貢献、7日の試合では田崎颯士君(興南)が中部商業相手に見事な完封勝利を挙げました。

つまり、今大会は左腕の活躍がトレンドとなっており、好調な左腕を要するチームが上位に進出する可能性が高いのです。それゆえにブログ主は1回戦で沖水を完封した崎濱くん要するKBCを優勝候補に考えているのです。

私学五強の時代

我が沖縄も、高校野球は私学全盛の時代に突入し、今年の県予選も、ここまでは私学vs公立はすべて私学の勝利です。昨年秋の決勝(興南vs沖尚)も、今年春の決勝(エナジックvs興南)もすべて私学対決であり、夏の大会も宜野座と具志川商業(両チームとも秋ベスト4)が2回戦でぶつかる巡り合わせを考えると、今大会も決勝は私学対決になる可能性が極めて高いです。

3回戦でエナジックが沖尚と対戦し、初の私学対決となるわけですが、この試合の結果が今大会の行方を大きく左右すること間違いありません。あと現時点では結果が出てませんが、宜野座と具志川商業の勝者が3回戦でKBCと対戦しますが、この対戦カードも大会に大きな影響を与えると考えてます。それらを踏まえた上で、次回はブログ主なりに夏の大会の展望について言及します(続く)。

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