【速報版】俺が調子に乗ってエナジックの新チームについて語ってみよう

本日(11日)、ブログ主はEnagicスタジアム名護で行われた第75回沖縄県高等学校野球秋季大会(以下、秋の県大会)の準決勝2試合を現地観戦しました。そして4日にも同球場でエナジックvs八重山、興南vs名護の試合を観戦したことも踏まえて、エナジック新チームについてブログ主なりに言及します。高校野球好きの皆さん、ぜひご参照ください。

結論を先に言いますと、今年のチームは “夏型” です。その心は「(現時点では)打線が非力」に尽きますが、今日の準決勝は(自チームの)打線の弱さを分かった上で沖尚相手に見事な戦いを見せてくれました。まずは準決勝のスタメンを紹介します。なお夏の大会の選手年間を参照しながらブログ主で補足しましたので、併せてご参照ください。

注目選手

全チームから残っているのは富盛恭太選手と照屋碧南選手の2人ですが(たしか伊波遊撃手も去年の公式戦に出場していた気が…)、注目選手は1番バッターを任されている玉城成琉選手です。彼は4日の八重山戦で初めて見ましたが、スウィングを一目見た瞬間に「この選手は別格だ」と思わされました。うまく説明できませんが、動きがほかの選手とは明らかに違うんですよね。

玉城くんはこのまま成長すれば(先輩の)イーマン、あるいは沖尚の眞喜志選手と同じクラスの選手になること間違いなく、U18にも選出されるレベルに達するかもしれません。今後が非常に楽しみな選手です。

もちろん、スピードスターの富盛恭太選手や、長打力が魅力の福地楽偉門選手ら期待の2年生もいます。とくに福地くんは(現時点では)数少ない振れる選手なので、今年のエナジックの躍進を支える選手になるかもしれません。

そのほかの2年生も現時点では十分の働きをしていますが、まだ “線が細い”のは否めませんので、春の大会でどこまで打力が改善できるかが注目です。

投手力

1年生の蓑田・大村バッテリーが新チームの背番号1,2を背負っているのにはびっくりしました。蓑田投手はブログ主が見たかぎり最速は136㌔ですが、ゲームを作るのに長けたピッチャーのイメージがあります。そして大村捕手は細身ですが、肩が強くディフェンス面では問題ないでしょう。ただ(両者とも)打力は不足している感があります。

そして本日2番手で登板した大野世織投手(大野倫さんのご子息とか)ですが、最速137㌔のストレートに沖尚のバッターが腰砕けになる変化球(チェンジアップかな)を多投し、試合を作りました。たしかに8回裏に3ランを打たれましたが、あれだけの変化球を投げれる投手は貴重なので、今後の活躍が期待できる投手で間違いありません。彼はストレートに自信を持てばエースナンバー間違いなんだけどね。

今後

あくまでも現時点のチーム力として、ブログ主は「エナジックは九州大会では通用しない」と見ていました。理由はノーサイン野球のため、野手間の連携等を密にする時間が少ないですし、打線に力強さが欠けるので、力でごり押しされると脆さを見せてしまうからです。今日の試合も5-2でリードされた9回表に新垣有絃投手に上位打線(1,2,3番)が三者三振食らってゲームセットになったシーンが象徴的です。

選手の質は高く、新チームでここまで仕上げたのは大したものですが、

上を目指すならパワーアップは必要不可欠

そのことを痛感させられる準決勝の結果でした。とはいえ毎年体力面はキッチリ鍛えあげてきますし、振り込みを徹底すれば来夏の甲子園出場は十分可能と思わせるポテンシャルはありますので、今後の活躍を期待しつつ、今回の記事を終えます。