【高校野球】俺が調子に乗ってウェルネスの新チームについて語ってみよう

今月25日から宮崎県で開催される第157回九州地区好投学校野球大会(以下秋季九州大会)の組み合わせが本日(17日)決まり、我が沖縄第二代表の日本ウェルネス高校学校沖縄(以下ウェルネス)は大会初日(25日)の第二試合で大分第一代表の明豊高校と対戦します。

ブログ主は11日の準決勝第二試合(ウェルネスvsKBC)を観戦しましたが、決勝で沖尚に完封負けを喫した時点で、九州大会は正直厳しいのではとの感想を持ちました。とはいっても県でも屈指の選手層を誇るチームなので、期待を込めてブログ主なりに今年のウェルネスについて言及します。九州大会の観戦の参考になれば幸いですので、読者のみなさん、ぜひご参照ください。

準決勝のスタメンは以下の通りです。

選手年間等を利用して、背番号などの情報を補足してみました。

新チームは個の力を生かして、中央新人大会と秋季沖縄大会で準優勝の好成績を残しました。その中心はやはり長山武蔵三塁手(兼投手)です。かれは今年の沖縄ナンバーワンの野手であり、九州大会の活躍次第ではU18候補に選抜されてもおかしくない逸材です。

野球センス抜群というよりはフィジカル・エリート型で、俊足強肩、投手としては最速143㌔をマークし、打者としては特大ホームランを放ちます。九州でも彼以上の選手はいないと思わせるレベルの選手で間違いありません。

その他目についた選手としては強打の1番打者の金城翼希くん、1年生ながら背番号6でショートを任されている城間徠くん、そして巨漢の4番国吉くんなど、上位打線は迫力十分です。ただし下位打線がちょっと弱いかなと感じましたので、九州大会ではどこまで修正できているか注目です。

バッテリー

タレントそろいの野手に対して不安なのが投手陣です。秋季大会は長山君が奮闘しましたが、エースナンバーの沖西投手が明らかに不調です。彼は1年夏からベンチ入りし、公式戦で登板している経験豊富な投手なんですが、準決勝ではKBCのバッターに滅多打ちを食らいました。去年の秋季大会準決勝でエナジック相手に魅せた力強い投球は影も形もなく、九州大会まで復調できるのかすごく気になります。

そして11日の準決勝で顕著だったのが、第一試合(沖尚vsエナジック)と第二試合では捕手の “レベル” が違っていた点です。もちろん現時点ではウェルネスの城間捕手はよく頑張っていましたが、この試合を見た限りでは全国相手に戦うにはまだ力不足かなとの印象を受けました。

チーム編成の課題

今月25日の明豊との初戦は、一発勝負のため長山君など個々の力で勝ち切ることは可能でしょう。ただし問題は誰を先発にするかで、エースナンバーの沖西くんか、それとも秋季沖縄大会で好調だった長山くんか、実に悩ましいところです。

というのも長山君ほどの別格の選手がいれば、彼を “王様” にしてチームを作ればいいのですが、それやっちゃうとおそらく沖西くんがすねちゃうと思うんです。というのもブログ主が見る限り、おそらく沖西投手は “特別扱いして初めて真価を発揮できるタイプ” なんです。事実、彼も傑出した才能の持ち主であり、長山君だけスポットライトが浴びる現状は正直好ましくないと思われます。

そのあたりを五十嵐監督をはじめウェルネスの首脳陣はどう考えているか気になるところですが、それゆえに25日の明豊戦はウェルネスの今後を占う重要な試合になること間違いありません。理想は沖西くんが一世一代の投球で明豊を抑え込むことですが、とりあえず2勝すればいいので、九州大会におけるウェルネスナインの健闘を祈りつつ今回の記事を終えます。