任期満了に伴る令和08年度(2026)沖縄県知事選は公示日は8月27日、投開票が9月13日の日程で実施されますが、今回から数回にかけてブログ主なりに県知事選の展望について調子に乗って言及します。なお参考資料は新聞記事※や候補者陣営の公式動画などのオープンソース(公開情報)のみを使い、SNSやオバー情報などの噂話はいったん省いて(ブログ主なりに)分析してみました。
第一回目は現職で3期目に挑む玉城デニー氏についてですが、結論を先に申し上げると残念ながら
全く勝ち目がない
になります。理由は簡単、これまでのオール沖縄の(最優先)公約だった「辺野古新基地建設反対」の主張を一丁目一番地から(そっと)取り下げたからです。この件については配布されているチラシからも判断できますが、具体的には公約の優先順位が経済→新基地建設反対になっているのです。
※今年は衆院選挙は辺野古沖転覆事件などの大事件の影響かチェックすべき記事が非常に多いのですが、県知事選については可能な限り蒐集しています(写真は保存記事の一部)
なお、チラシの裏面には玉城県政の実績が大々的に掲載されています。たしかに8年間も知事を務めればそれなりの成果を出すことができるでしょうが、ここで考えてほしいのが、これら玉城政権の実績は「自民、公明、経済界が推す保守系候補」が知事でも出せたであろう結果です。なお、2014年の翁長雄志氏以来オール沖縄が大型選挙で連勝してきた最大の理由は「保守系知事では絶対に実現できない公約」を掲げてきたからに他ならず、その最大公約の達成度がデニー政権8年の実績には全く触れられていません。
ただし辺野古新基地反対運動を前面に出すと、どうしても3月16日の辺野古沖転覆事故に触れざるを得ません。つまり玉城知事およびその支援者たちは事件から慎重にできるだけ遠ざかるスタンスで選挙戦に臨まないといけない事情もあるのです。
そうなると前年の参院選で成功した「経済や暮らしを守る」ソフト路線を採用せざるを得ませんが、そうなると「辺野古新基地反対運動で国やアメリカと対峙してきた」というオール沖縄最大の魅力が薄れてしまいます。
実際に8月12日に配信された玉城デニー候補の政策発表の動画なんですが、今回の選挙の目玉の一つである「ゆいまーる基金」について玉城氏が言及したときの(後ろに座っていた)支援者の反応と、基地問題や一括交付金、あるいは「極左暴力集団」に言及したときの反応が明らかに違います。やはりいくら県民党を自任しても “本性” までは隠せません。(革新共闘会議の伝統を引き継ぐ)オール沖縄会議およびその支持者たちは「何かと対決して初めて輝く」存在なのです。
※玉城デニー公式アカウントが公開した政策発表動画を共有します。
つまり今回の知事選は過去3回と違い、辺野古新基地反対運動を前面には出しにくい、だがしかし経済重視だとオール沖縄の魅力が薄れてしまう、しかもこれまでで最も組織力が弱い状態で公示日を迎えるため、最初のうちは知名度で相手候補に対して「先行」するでしょうが、その勢いは続かず、中盤から終盤には相手候補に大きく差をつけられるのではないかと予想します。
プラス今回は泡沫候補軍団がオール沖縄票を削る気満々なので、かつて経験したことのない逆風の中での選挙戦となること間違いありません。
オープンソースを精査すると、ハッキリいって玉城陣営にプラスの情報がほとんどありません。それゆえにブログ主には令和7年1月投開票の沖縄市長選の仲村未央候補レベルの大敗を喫する未来しか見えませんが、選挙は水物なので、公示後の玉城陣営の選挙戦を生暖かく見守ろうと思いつつ今回の記事を終えます。
【余談】去年の沖縄市長選の仲村候補のチラシですが、(玉城候補のチラシと)レイアウトが非常に似ているので同じスタッフが担当したのではと思った次第です。




