今回は番外編として謝名もい〔zanamee:ヂァナメー〕こと察度の伝説について考察します。今回取り上げるのは察度が勝連按司の娘を娶る物語ですが、ちなみにこの話の初見は羽地朝秀著「中山世鑑」です。つまり17世紀の意識高い為政者が、りうきうの伝説をどのように解釈していたかを知る貴重な内容と言えますが、先ずは物語の大意を紹介しますので是非ご参照下さい。
阿麻和利の謎 – 肝高(1)
今回は勝連の対語である「きむたか」について言及しますが、その前におもろさうしの対語表現について説明します。
おもろさうしでは対語が多数見受けられますが、これは「同じ言葉をくり返し使わない」という理にかなった文学表現です。ちなみにおもろそうしの対語表現は、最初に人名(あるいは地名)を唱え、別行で性質や特性を表記するケースが多く、たとえば首里森(首里城のこと)の対語は真玉森であり、意訳すると「美しい首里王城」になります。
俺が調子に乗って宜野湾市長選を検証してみた件(2)
ここ数日、ブログ主は沖縄二紙の宜野湾市長選に関する記事をチェックしていました。両紙とも9月10日から計3回の特集記事を始め関連記事に目を通してみると、桃原陣営は「負けるべくして負けた」との感があります。
俺が調子に乗って宜野湾市長選を検証してみた件(1)
今月8日に投開票が行われた令和6年9月8日執行宜野湾市長選(以下市長選)は、ご存じのとおり佐喜真アツシ候補が8000票近くの大差をつけて、桃原イサオ候補に圧勝しました。
阿麻和利の謎 – 勝連(2)
前回の記事で、かつれんの方言読み(カッチン)から、ブログ主なりに語源を考察してみましたが、実際に勝連城跡を訪れた際に、謎があっさり解けた感を覚えました。確かにあの場所は「古りうきうの住民たちにとって神の恵みを実感できるところ」で間違いないのです。
ロピアのじわじわくる惣菜を試食したお話
きのう、阿麻和利に関わる史料チェックのため沖縄県立図書館を訪れたついでに、ブログ主は初めてロピア沖縄国際通り店に寄ってみました。オープンしてそろそろ半年近くなりますが、昨日も店内は盛況で、我が沖縄県民の購買力の凄さにビックリした次第であります。
※ロピアが出店した近隣には、かつてサンエーが2店舗(食品館と衣料館)を構えていました。ただし食品館は撤退し衣料館はマツモトキヨシとして営業しています。しかも現在は少しだけ離れたところにドン・キホーテ国際通り店、栄町りうぼう、マックスバリュー牧志店がオープンしており、野嵩商会(ロピアとのFC契約)は強気だなとおもってましたが、そんな心配は無用なほどの客入りでした。
阿麻和利の謎 – 勝連(1)
今回から数回にわたって「勝連」の名称についてブログ主なりに考察します。というのも「おもろさうし」に登場する「かつれん」は二つの意味を含んでいることに気が付いて、強い興味を抱いたからです。
阿麻和利の謎 – 番外編(2)
前回の記事において、おもろさうし巻10「ありきゑとのおもろ御さうし」にあるりうきう開闢のオモロについて言及しましたが、今回は「中山世鑑」に掲載されている天地開闢物語との違いについて深堀します。
阿麻和利の謎 – 番外編(1)
今回は阿麻和利の謎の番外編として、おもろさうしに掲載されているりうきう天地開闢のオモロについてブログ主なりに解説します。というのも古りうきうの神観を伺うにはこのオモロは格好の史料だと確信しているからです。ただし非常に長く、わかりにくいオモロでもありますので、今回は大意と解説を先に、そしてオモロ本文は最後に掲載しますのでご了承ください。
安謝グルメ – 街の中華屋さん編
8月に入って我が沖縄も連日厳しい暑さが続いていますが、そんな中ブログ主はついうっかり街の中華屋さんにハマってしまい、短期間で3度も訪れてしまいました。今回はそのグルメレポートをアップします。昭和の街中華が好きな読者の皆さん、是非ご参照ください。
ちなみに国道58号線の安謝交差点から曙小学校までの通りに、B級グルメネタになりそうな飲食店が複数ありますので、当ブログにて都度紹介する予定です。
阿麻和利の謎 – 聖名(2)
前回の記事において古代りうきう社会における「聖名」について言及しましたが、今回は「あまわり」の名称について考察します。鳥越憲三郎先生はあまわりの語源を「天降り」であると主張していますが、この点はブログ主も完全同意です。
ほうげんふらーの考察
以前からブログ主は不定期に「おもろさうし」を写本してきましたが、その際にとても困ったことがあります。というのも写本と同じぐらい「読誦」も重視しているのですが、鳥越憲三郎著「おもろさうし全釈」に掲載されている「きこゑ大きみきや」や「おきやかもい」などの単語をどのように発音していいのかさっぱりわからないのです。(なのでしょうがないからりうきう方言の「あいういう」ではなく、日本語の「あいうえお」の発音を使っている)
阿麻和利の謎 – 聖名(1)
前回の記事において、ブログ主は阿麻和利の呼称について、俗名ではなく「聖名」であると仮定しましたが、今回は古代りうきう社会における権力者の「聖名」について説明します。
沖縄の高校野球が突きつけられた課題
8月7日から阪神甲子園球場にて絶賛開催中の第106回全国高等学校野球選手権大会(以下夏の大会)の大会2日目、我が沖縄代表の興南高校は第一試合で大阪桐蔭(大阪府)に5-0で敗れてしまいました。
【2024年】りうきうの逸材 – 田崎颯士(興南3年)
今月7日から開幕の、第106回全国高等学校野球選手権大会(以下夏の大会)において、我が沖縄代表の興南高校は大会2日目(8日)第一試合にて大阪桐蔭高校との対戦が決まりました。