著作・論文・まえがき

圍娼の情夫ぐるい(原文)- 2

明治31年9月3日付琉球新報3面

(つヾき)伊勢の海阿漕ケ浦に曳く網も度かさなれは顕はれにけり況んや人足繁き遊郭の中に於て如何に秘すれはとて隱せはとて惡事忽千里を馳せ何時か浮名の世間に漏れさる事ある可きかは左れはカマ眞榮里両人の密會は初の程は家内の人にのみ秘密として知られ両人に於ても亦た用心に用心を加へ餘所に漏さじとのみ勸めたれと

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圍娼の情夫ぐるい(原文)- 1

明治31年8月29日付琉球新報3面

男ごヽろと秋の空と人はいへど尚それよりも變り易きは女の心ぞかし殊に一たび浮き川竹の流に身を沈めてし女の心はしも其定まり無こと恰も走馬燈の如く昨日の瀬は今日の淵と打替りて中々に油斷のならぬものとかや茲に那覇區字東渡地二百九十九番地に寄留して焼酎商を營める城間蒲と云へる平民あり當年四十八、九にして五十に近き班白の若年寄りなれど中々に壯者も及はぬ達者なりとの評判ある男なり

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交通解消難にモノレール

今月1日に浦添市まで延長された沖縄都市モノレール(ゆいレール)に関して、同日の沖縄タイムス27面に仲本安一(なかもと・あいち)さんのインタビュー記事が掲載されました。

ゆいレールに関するエピソードでは必ず名前が出てくるのが高良一(たから・はじめ)さん、平良良松(たいら・りょうしょう)元那覇市長、そして西銘順治元県知事あたりですが、参考までに10月1日の沖縄タイムスの記事一部を書き写しました。読者のみなさん是非ご参照ください。

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学びの国…がぴったり

本日もブログ主は沖縄県立図書館を訪れて史料チェックをしていましたが、その中で極めて興味深い記事を発見しました。それは昭和52(1977)年8月29日付琉球新報5面に「学びの国…がぴったり」と題したとある国の教育事情についての記事です。

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国王がずっこけたお話

本日ブログ主は沖縄県立図書館に出向いて、沖縄ヤクザ関連の史料を蒐集してきました。その際に新聞チェック中ツボにはまった記事を見つけましたので当ブログにて紹介します。平成2年9月12日付琉球新報夕刊5面に「まんが首里城ものがたり」と題した漫画が連載されていて、その32回目で慶長の役について言及していました。

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鳩山総理の英断を待つ普天間飛行場

今回は偶然発見した「沖縄世論」2009(平成21年)秋季号の記事を紹介します。読者の皆さんはご存じとは思いますが、同年9月の衆院選で政権与党の自民党が敗北したことで、民主党(当時)を中心とした連立政権が誕生します。鳩山政権誕生で普天間基地の県外移設が実現するのではとの期待感が沖縄県に充満したいた時期でもあり、「沖縄世論」の記事はその空気を反映した出来栄えになっています。

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自衛隊と沖縄

今回は自衛隊と沖縄について少しだけ言及します。我が沖縄では復帰後の昭和47年10月に自衛隊が配備されて以降、労組や教員組合などが目の敵にしてきた影響で、現在に至るまで「反自衛隊感情の強い地域」と誤解されている読者も多いかもしれません。

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琉球新報社編 – ことばに見る沖縄戦後史

今回は参考までに琉球新報社編『ことばに見る沖縄戦後史』より、戦果に関する記事を紹介します。ブログ主が確認した限りですが、この記述が一番わかりやすい内容となっています。読者のみなさん、ぜひご参照ください。

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昭和天皇崩御三十年に思うこと

本日(1月7日)は昭和天皇崩御から30年です。ブログ主は毎年この日が訪れるたびに悔やまれるのが、復帰直後の天皇行幸が実現しなかったことで、当時の沖縄県民の抱える被差別意識を払しょくする最大のチャンスを逃してしまったことです。『屋良朝苗回顧録』を参照すると、天皇行幸のチャンスは二回あり、一つは昭和47年11月26日の植樹祭、もう一つが翌年5月に開催された若夏国体です。両イベントともに天皇・皇后両陛下のご臨席を慣例としていましたが、沖縄の特殊事情を鑑みて両陛下をお迎えすることなく開催されました。

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蔡溫時代の人民 – 眞榮田義見

正月休みの炉辺の話題になつたらという積りで標題の事を旧こうの中から二三を拾ろい集めてみる。

世界は人民に依つてのみ成立し発展して来たのに人民は過去に於いて不当にしいたげられていた。人民が自由をかち得たのは近世になつてからの事で、近世史は庶民と封建勢力との血の斗争を示している。沖縄の歴史も支配者の政●史支配の歴史は今まで教えられて来た。

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