考察

文化の違い

これまで、ちょっと重い話題ばかりを取りあげて来た当ブログですが、今回は「ウチナーとヤマトゥーの文化の違い」について調子に乗って考察します。大雑把に言うと、沖縄県民にはなじみも、本土出身者にはピンとこない “文化” をあれこれ考えてみました。

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【追記】俺が調子に乗って “高校生失明事件” の再検証を行った結果…

今年1月27日の未明に起こった “高校生失明” の案件について、前回ブログ主なりの検証記事をアップしました。実はこの案件については「悪ふざけがすぎるから」と判断した “没ネタ” がありますが、先日ついうっかり “香ばしいネタ” を発見したので、改めて 「検証記事その2」として紹介します。

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後生カウントの考察

ここ数日、ブログ主はアメリカ世時代の “県民大会” の史料をチェックしています。その中で、当時の野党(沖縄社会大衆党、人民党、社会党)や沖縄教職員会、労組団体が主体の革新共闘会議が主催する “県民大会” に関して、翌日の新聞にはお約束のごとく「〇万人が参加(主催者発表)」と報じられます。

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“腐れナイチャー” の考察

昭和の時代と違い、現在では表向きではあまり使われなくなりましたが、我が沖縄には “腐れナイチャー” という他府県人に対する蔑称があります。沖縄県民の本土に対するコンプレックスの一種とも言えますが、実はそれだけではなく、一定の基準を満たした他府県出身者が現地民から “腐れナイチャー” として取り扱い注意のレッテルを貼られてしまうのです。

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【緊急投稿】ぽってかす~の考察

NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の影響がと思われますが、巷で “ぽってかす~” という沖縄方言がちらほら聞こえてくるようになった気がします。ちなみに “ぽってかす~” も馬鹿を意味する方言ですが、これまた “ふら~” とは大分ニュアンスが異なります。前回の記事同様、ブログ主なりに “ぽってかす~” について言及します。

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【緊急投稿】ゲレンの考察

唐突ではありますが、今回は “ゲレン” という沖縄方言について考察します。参考までにネット検索すると “馬鹿” と解釈しているケースが多々見受けられますが、同じく馬鹿を意味する “フラー” とは大分ニュアンスが異なります。

ちなみに日本語には “外連(けれん)” という単語があり、ごまかしやはったりを利かせたという意味になりますが、沖縄における “ゲレン” は「常軌を逸した」の意味で用いられるケースが多いです。接尾辞の “むにー(~言)” を付けると分かりやすいので、両者の違いをブログ主なりに説明すると、

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名称の考察 – おきなわ編

今月2日、当運営ブログで “名称の考察 – りうきう編” と題した記事を掲載したところ、予想の斜め上を行くアクセス数がありましたので、今回は調子に乗って “おきなわ” の名称について考察します。

結論を先に申し上げると “りうきう” が外来語であるのに対し、”おきなわ” は地元固有の地名なんです。『沖縄大百科事典(ア~ク)』の427~428㌻、および『おもろさうし』を参照し、ブログ主なりに考察したところ、

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名称の考察 – りうきう編

今回は少し真面目に “りうきう” の名称について考察します。その理由は(ブログ主が確認した限りですが)おもろそうしには “りうきう” という単語が見当たらないとの思い付きからです。15世紀以降は国際的に “琉球” の呼び名が広まったにも関わらず、沖縄最古の文献である「おもろそうし」に見当たらないのは変だと思いつつ、ブログ主なりに考えをまとめてみました。読者のみなさん、是非ご参照ください。

まず、『沖縄大百科事典』の下巻(ナ~ン)、851㌻の“琉球 りゅうきゅう” に関する記述を要約すると、以下の通りになります。

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うちな~の “奥義”

今月23日に投開票が行われた名護市長選挙は、大方の予想通り現職の渡具知武豊氏が新人候補に圧勝しました。傍目で見ても岸本候補の力量不足は明らかであり、この案件については後日言及するとして、今回は我がうちな~の “奥義” を大公開します。

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ユタとりうきう その3

(続き)今月19日から第49回衆議院選挙が公示され、我が沖縄でも連日激しい選挙戦が繰り広げられています……といいたいところですが、今回はコロナ禍のため、前回や前々回、あるいは知事選に比べると街頭活動は抑え気味の感があります。

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ユタとりうきう その2

前回はユタとりうきうと題してブログ主なりにユタについて言及しました。既出ですが我が琉球・沖縄の歴史においてユタの存在を歴史的に解明し、その解決策を明示したのは伊波普猷先生が最初です。

大正2年(1913)3月11日から琉球新報に掲載された「ユタの歴史的研究」の〆の部分で、伊波先生はユタ対策について以下のように言及されております。

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“ぼくのかんがえるさいきょうの” という病

今回は我が沖縄だけでなく、日本全国(特にネット上)ではびこる “ぼくのかんがえるさいきょう” の弊害について言及します。ちょっと意地悪な内容にはなりますが、その好例として沖縄県内における中国観の変遷について簡単に説明します。

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