俺が調子に乗って第140回九州地区高等学校野球大会について語ってみよう その3

今回は沖縄セルラースタジアムで行われた、秀岳館vs西日本短大付、美里工業vs熊本工業、美来工科vs文徳の3試合を観戦しました。正確には第一試合(秀岳館vs西日本短大付)は6回からの観戦でしたが、我が沖縄のチームは2勝を上げる活躍に、ブログ主は現地で大歓喜、そして以前に「冬の時代に入った沖縄の高校野球」なんて記事を書いたことをちょっと後悔した次第であります(汗)。

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俺が調子に乗って第140回九州地区高等学校野球大会について語ってみよう

平成29年4月22日から27日にかけて、沖縄県にて春季高校野球大会が開催されます。前回開催は平成21年(2009)で、約8年ぶりの待ちに待った地元沖縄での大会です。ブログ主は前回大会も興南高校の試合を中心に数試合観戦しました。そのときの成績と主な出場選手をざっと纏めてみましたのでご参照ください。

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思いつくままに~聖諭六言と国王尚泰の(士族に対する)訓諭

たしか先週の日曜日(4月16日)と記憶していますが、テレビで名護の小学校に於いて「聖諭六言」が道徳科目として利用されているとの特集が放映されていました。正確には名護親方こと程順則が清国から持ち帰った解説書(いわゆる六諭衍義)を利用しているのですが、では「聖諭六言」とはどのような内容か下記参照下さい。

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閑話 我々のご先祖は賢い外交をしてきたのか その4

前回までの記事において、15~16世紀における琉球の対日外交を検証して、Facebook 上の投稿にあるように「賢く外交、友好で国を栄えさせる道」を実行したかをチェックしました。結論は「軍事力の裏づけのない外交には限界がある」ことになりますが、では今度は舞台を19世紀に変えて、当時の琉球王府の当局者が幕末の動乱期にどのような外交を展開したかを考察します。

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現在進行形の沖縄県・竹富島のリゾート開発問題について思うこと。

竹富島憲章

以前からうわさには聞いていたのですが、沖縄県の竹富町の住民らが那覇市の不動産会社(株)アールジェイエステート社が計画しているリゾート事業に反対している件について、ブログ主はかつて観光関連で竹富島の業者等と関わったことがあり、その際の経験から今回のリゾート計画に関しての感想を記述します。

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閑話 我々のご先祖は賢い外交をしてきたのか その3

前回の記事において、当時の琉球の対日外交が円滑かつ適宜に行われていた件を記述しました。15~16世紀における薩摩と琉球の関係は島津家曰く「貴国(琉球)と我が国は兄弟の約」とありますが、実際には対等に近い関係でした。その関係にひびが入ったのが、1570年に来琉した薩摩の使者雪岑和尚(せっしん)への応対問題です。(この事件は紋船一件の名で呼ばれることもあります)

『沖縄一千年史』、あるいは『沖縄歴史散歩』からの抜粋になりますが、事のいきさつは下記参照願います。

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閑話 我々のご先祖は賢い外交をしてきたのか その2

ここ数日、我がご先祖さまは本当に「賢く外交、友好で国を栄えさせる道を選んだ」のか、その長所と短所をあれこれ考えて見ました。ブログ主が考えうるに、長所はおそらく「武力を用いることに比べるとあまり費用がかからない」ことでしょうか。ご先祖さまにコストパフォーマンスの概念があったかは不明ですが、ハリネズミのように武装して外敵の侵入に備えるのに掛かる経費に比べると安上がりなこと間違いないでしょう。

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突撃グルメレポート~Jai Thai に行ってきたよ。

少し前(3月27日)になりますが、北谷球場で春の高校野球沖縄大会の試合が行われていました。試合観戦後に折角美浜タウンアメリカンビレッジに来たついでに、有名なタイ料理店『Jai Thai』でランチを楽しみました。そのときの突撃グルメレポートを掲載しますのでご参照ください。

 

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閑話 歴史に時効の概念を導入せよ その3

前回記事において、時効の概念を導入しないと当事者間の力関係によって歴史的事実が恣意的に解釈されてしまうお話をしました。ブログ主は歴史の記述にも「時効の概念」を大胆に導入すべきを考えますが、追加でもう一つ理由を述べます、それは

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閑話 歴史に時効の概念を導入せよ その2

前回の記事において「沖縄戦で起こった諸事実はもはや時効である」と主張すると猛烈に反発されると記載しました。この点の説明の前に歴史における時効の概念とは何かを定義します。

ちなみに民法上の時効とは「ある事実状態が一定の期間(時間時効)継続したことを法律要件として、その事実状態に合わせて権利ないし法律関係の損喪変更を生じさせる制度」とあります。すこしややこしいのですが、歴史における時効の概念は下記のように

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閑話 歴史に時効の概念を導入せよ

3月19日から始まった選抜高校野球も4月1日に大阪桐蔭高校の優勝で幕を閉じ、我が沖縄県の春の高校野球大会も4月2日に決勝が行われて、沖縄尚学が5年ぶりの優勝を果たしました。同時期にWBCも開催されて、ブログ主は野球三昧の日々を送ったのですが、イベントも一段落しましたのでブログもぼちぼち本題の歴史ネタの記事をアップしていきたいと思います。

今日は琉球・沖縄の歴史を語る上での最大のタブーは何かを考察します。下記はブログ主の仮説ですが、戦後世代(アメリカ軍の占領行政時代を経験した人たち)と、復帰世代(本土復帰直後に生まれた世代)の意識のズレを考えたところ、戦後世代はもしかすると以下の三つの概念を理解していないかもしれません。それは、

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とある Facebook の投稿に対する琉球新報社の態度について思ったこと その4

20170331

3月9日の石嶺市議の Facebook 上での舌禍から始まった一連の騒動を省みると、現在の沖縄においてもまだ根強い軍隊の本質への誤解と、自衛隊および自衛官に対する差別感情があることがハッキリわかります。この差別感情は歴史を顧みると、沖縄県民は未だに平等の観念を実感していないことに行き着くのですが、

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