シリーズ

在家のまま仏道の人となる

本日ブログ主は沖縄県立図書館にてとある事件関連の新聞記事をチェック中、偶然にもじわじわくる記事を発見しました。昭和48(1973)年11月14日付琉球新報夕刊3面に高名な作家の “得度式” に関する小さな記事が掲載されていましたが、ちなみにこのお方は令和2年においても存命でしかも現役で活動をされています。

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アメリカ世時代の悲しい出来事

今月7日の普天間飛行場に端を発する在沖米軍の新型コロナウィルスのクラスター騒動ですが、17日の時点でも治まる様子がなく事態が収拾する気配が見えません。

今回の案件は誤解を恐れずにハッキリいうと “言語道断” と言わざるを得ません。だって在沖米軍の皆さんは沖縄県民のコロナウィルス対策を目の前で見ているんですよ。致命的なダメージを負うことを覚悟の上で自粛要請に従った業者も数多くいることを分かっているんです。そしてコロナ禍を最小限に抑えてきた流れでの今回のクラスター騒動でしょう。在沖米軍側にも言い分はあるでしょうか、さすがに今回は分が悪すぎます。

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親子共同の妾

今回は明治33(1900)年07月19日付琉球新報3面に掲載された “辻町ネタ” を紹介します。明治期の琉球新報を参照して印象的なのが、辻町に関する話題が不定期に掲載されていることです。それはつまり社会の関心が非常に高かったことの裏返しでもあります。

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ことばに見る沖縄戦後史 ① – 26吉原

今回は琉球新報社編『ことばに見る沖縄戦後史 – パート1』から吉原の記事全文を掲載します。いまでこそすっかり寂れてしまいましたが、かつては沖縄を代表する特飲街として有名でした。

設立当時はあまりにも街が発展しすぎて犯罪が絶えず、しかも派出所も設置されていなかったため、山原派のこわいお兄さんたちが自警団として我が物顔で振舞っていました。ちなみに新城善史の自宅も吉原にあります。話がそれましたがアメリカ世時代の雰囲気が伝わる琉球新報社の吉原に関する記事を是非ご参照ください。

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黑いりうきうルネサンスの時代

本日(6月18日)、ブログ主は巴志(=尚巴志)の足跡を調べるために『球陽』をチェック中、思いもよらぬ記述に遭遇しました。前に『蔡温時代の人民 – 1952年1月1日付琉球新報より』と題した記事を掲載し、蔡温が活躍した尚敬王(在位1713~1751)時代の暗黒面について言及しましたが、改めて『球陽』を読むと予想の斜め下を行く惨劇に背筋が凍る思いがしました。

ちなみに『球陽』は尚敬王あたりを境にして記述内容が素でエグくなります。参考までに Wikipedia の尚敬王の記述を参照すると、

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大正9(1920)年から100年を経過して

我が琉球・沖縄の歴史において、大正9(1920)年は特別な年になります。今年で100周年を迎えますが、意外にもこの年に何が起こったかを知らない県民があまりにも多いのでブログ主が簡単に説明します。

大正9(1920)年の4月に明治41(1908)年から施行されていた島嶼町村制度(特別の地方自治制度の理解でかまいません)が改正され、その結果我が琉球・沖縄の歴史において、

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沖縄の売春 – 私の見たその実態(3)

世界の売春専売地域梅毒、20人に1人の患者

「しかし、売春禁止法ができたら、かえって売春を街頭に野放しにする結果となり、性病はもっとひどくひろがるのではないだろうか?」

キャラウェー高等弁務官が立法院に勧告した性病予防法改正と売春禁止法の立法に対して、当然予期される反対の声は、全世界の過去の実例から推測して「性病を野放しにする危険」である。良心的だが、売春の歴史と過去の諸事実に精通しているわけではない医師の間では、必ずこのような反対意見を述べる者が出てくるに違いない。

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沖縄の売春 – 私の見たその実態(2)

弁務官、禁止法の立法勧告”性犯罪”はむしろ減る

「でも売春が禁止されたら性犯罪が増えて、堅気の娘たちが危険にさらされるのではないでしょうか?」

かなり知的な婦人でも、こういう心配に取りつかれている。

キャラウェイ高等弁務官は立法院(第二十三回定例議会)に送ったメッセージの中で、売春禁止法の立法を勧告している。行政府もまたそのための実態調査予算を計上した。売春禁止法の制定が問題になってくれば、かならず反対意見の中に「性犯罪増加の危険」がいわれてくるにちがいない。

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沖縄の売春 – 私の見たその実態(1)

働く女子年少者保護育成週間が二十二日からはじまりました。対象は全流の各職場で働く年少者となっていますが、この「保護」からもれている万余の女性がいます。それはいわゆる赤線、青線地帯の女たちです。売春禁止法もなく、彼女たちの更正、福祉施設もないまま、売春が放任されている沖縄の現実……。しかし「必要悪」だからといって見て見ぬふりするわけにもいきません。働く女性の保護育成にちなんで、売春の実態と彼女たちの保護について、読売新聞那覇特派員中沢道明氏の寄稿を紹介しましょう。

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りうきう病の考察

平成28(2016)年5月から運営を開始した当ブログですが、気がついたらあっという間に4年が経過し、まもなく5年目に突入します。琉球・沖縄という地域史のジャンルの中で予想の斜め上をいく新たな発見の連続があり、そして当初の目標である1000記事発信が現実味を帯びてきました。

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