前回でユタの問題のやっかいな点は社会階層の隅々にまでその権威が及んでしまうことを説明しました。では社会階層の隅々にまでユタの影響力が及ぶとどのような不都合が生じるのでしょうか?
現代ではユタの権威と社会を構成する秩序は共存できます。理由は内面の良心の自由が権力によって手厚く保護されているからです(日本国憲法第19条、思想および良心の自由*)。日本国憲法第12条*において自由・権利の保持責任とその濫用の禁止が明言されていますが、個人が心の中で思うことに関しては一切の制限をかけないのです。つまり心中では何を考えてもいいのです。



のハジチ-267x214.jpg)






