前回の記事において、天皇の権威は「革命を否定する」ことで理論化されたことを記載しました。その論理は復唱すると「日本は世界でもっともすばらしい国である。その理由は神代以来天皇家が君臨し給い、有史以来革命(放伐)が一度も起っていない」になります。そうなると、当然前回の記事で説明した通り、
・天皇の権威は絶対である。
・湯武放伐(革命)の思想の否定。
になるのですが、実はさらに理論を突き詰めると
「日本は世界でもっともすばらしい国である。その理由は神代以来天皇家が君臨し給い、有史以来革命(放伐)が一度も起っていない。それゆえに日本=天皇であり、陛下のなさることはすべて正しい。」
になります。この思想こそが、右翼の理想かつ完成系になります。現代人には理解しがたい考え方ですが、明治維新を経て2大戦役(日清・日露)に勝利した後の日本人たちは本当にそのように思っていたのです。
