コラム

公同会運動の考察 その4

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1894年(明治27)に勃発した日清戦役は1895年(明治28)4月に日本の勝利で終結します。前回の記事でも記述した通り、当初は頑固党の人々は清国の敗戦を信用しませんでした。ただし翌96年(明治29)1月に、清国(福州)から東京→長崎→鹿児島経由で脱清人の26名が帰国したことで、頑固党の人たちは清国の敗戦の事実を信じない訳にはいかなくなります。

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公同会運動の考察 その3

前回の記事で日清戦争の結果によって、開化党と頑固党の確執は頂点に達したと記述しました。理由は開化党の拠点の一つであった琉球新報社が、毎日のように日本軍の快進撃を報じたからです。当然頑固党派新聞報道を信用しません。それどころか新聞のことを紙ハブとあだ名をつけて忌み嫌うようになります。ちなみにその時の様子は下記の抜粋文をご参照ください。

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公同会運動の考察 その1

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今回から1896年(明治29)に旧王族を中心に結成された政治結社「公同会」と、彼等を中心とした自治権獲得運動について連載します。この運動は「公同会事件」として琉球・沖縄の歴史教科書に必ず記載されていますので、ご存じの方は多いかもしれません。ただし事件に至るまでの経緯と、その背景を調べると、実に異質極まりない案件なので、ブログ主が調子に乗って詳しく説明します。

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11月8日の2016年アメリカ合衆国大統領選挙の結果について思うこと

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11月8日のアメリカ大統領選挙で、共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利したことで共和党が8年ぶりに政権を奪回しました。トランプ氏の特異なキャラクターと相まって当選後は様々なコメントがありましたが、ブログ主が一番しっくりきたのが「ドナルド・トランプはアメリカの小泉純一郎だ」の意見です。

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11月8日の鶴保庸介沖縄担当相の参議院内閣委員会の発言に対する沖縄タイムスの反応について思ったこと。

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鶴保庸介沖縄担当相が11月8日の参議院内閣委員会で、機動隊員が発言した「土人」との言葉に関して「差別であると断じることは到底できない」との考えを示した件に対して、翌9日の沖縄タイムスが「県民反発」との見出しで大々的に批判する記事を掲載しました。

29面には「沖縄相の資格ない」と大見出しを掲げ、事件当事者である目取真俊氏のコメントを掲載しています。ではここで目取真さんのコメント全文を掲載します。

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10月26日、〈機動隊 差別発言を問う〉沖縄からアジェンダを、安冨歩さん(東大東洋文化研究所教授)の記事を読んでおもったこと。

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10月18日の沖縄県東村高江において機動隊員が現地活動家に対して「土人」と吐き捨てた件に関する記事やニュースを数多く読みましたが、10月26日の琉球新報の掲載された安冨歩さんの記事ほど面白いものはなかったので今回掲載させていただきます。まずは全文をお読みください。

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10月18日、沖縄県東村高江における機動隊員の「土人発言」について思ったことの捕足

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10月18日、沖縄県東村高江における機動隊員の土人発言についての補足です。この土人という発言は沖縄県民にとってどのような侮辱的な意味を持つのか、前回記事とは違ってすこし真面目に考察します。

1879年(明治12)に琉球藩は沖縄県に鞍替えします。その後多くの日本人たちが商用あるいは公務として来沖するのですが、実は当時の日本人たちは現地の住民に対して土人と呼ぶのが一般的だったのです一例をあげると沖縄県政五十年(太田朝敷著、1932年刊行)には以下の記載があります。(旧漢字はブログ主にて訂正すみ)

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ちょっと意地悪な話

アメリカニューヨークの国連本部で22日、世界の先住民族や各国代表による「先住民族世界会議」の分科会が開かれ、我が沖縄県から糸数慶子参議院議員が参加してスピーチを行ったようです(詳細は下記のURL参照)。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/44379

今回は演説内容については取り上げず、国連の分科会に出席した糸数先生の容姿に注目しました。紅型の民族衣装に身を包んだ先生のご満悦な写真が沖縄タイムスの電子版に掲載されていますが、ただしこの格好は先住民の容姿としては1つだけ足りないところがあります。それは琉球王国時代のほとんどすべての女性が施した両手の甲の入れ墨(ハジチ)*が見当たらないのです。 

*アイキャッチ画像の入れ墨(ハジチ)は沖縄県今帰仁村文化センターブログ内に掲載されたものです。

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2016年9月11日に発足した「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」について突っ込みたいこと

9月11日に琉球大学において「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」が主催する公開シンポジウムが開催されました。沖縄の自立や独立をテーマとして幅広く議論を行うことが目的のようですが、研究会の名誉顧問に鳩山由紀夫氏が就任したことについてはさすがに突っ込まざるをえません。張本勲さんではありませんが「喝!!!!」と大声で叫びたい気分です。

ブログ主は普天間基地の辺野古移設問題を解決不能にした張本人を研究会の名誉顧問に就任させる神経がよくわかりません。体を張ったギャクでしょうか?考えれば考えるほど意味不明なのですが、では鳩山氏と普天間基地問題の歴史を調子に乗って解説しますのでご参照ください。

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