高校野球

俺が調子に乗って第98回全国高校野球選手権出場チームの番付を発表するよ(東日本版)

8月4日の16時に第98回全国高校野球選手権の抽選会が行われました。我が沖縄代表の嘉手納高校は大会5日目の第3試合で群馬県代表チームの前橋育英高校と対戦します。初戦の組み合わせについての感想は後日記載する予定で、今回は東日本のチームのランク付けを発表します。

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俺が調子に乗って第98回全国高校野球選手権出場チームの番付を発表するよ(西日本版)

8月7日に開幕する第98回全国高校野球選手権の出場チームが決まりました。8月4日には抽選会が行われますが、それに先立ってこのブログでも調子に乗って出場校チームのランク付けおよび紹介記事を掲載します。

ランク付けは東日本(北海道、東北、関東、東京、東海、北信越)と西日本(近畿、中国、四国、九州)に分けて、相撲番付形式で発表します。データは各チームの地方予選のスコアだけを集計して、一番いい勝ち上がりをしたチームから順に横綱、大関といった順にランクをつけます。チーム打率や防御率、あるいは注目の選手などの情報はいったんスルーして予選の勝ち上がりだけでランク付けを行うと以下の通りになります。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ 第98回全国高等学校野球選手権沖縄大会について その4

第二試合 美里工 vs 小禄

事前に予想したとおりのグダグダの泥仕合展開も、最後は効果的に加点し続けた美里工が勝利しました。美里工は打線が好調で、長打ありスクイズありの多彩な攻めで小禄の投手陣から7得点します。とにかく左打者が多く、各打者の振りが鋭くて上位下位満遍なくチャンスメークして効率的に加点したのが印象的です。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ 第98回全国高等学校野球選手権沖縄大会について その3

今日(7月16日)は夏の甲子園沖縄予選の準決勝を現地観戦しました。前回の記事で

嘉手納 3-1 那覇西

小禄 8-7 美里工

と予想しましたが、実際の試合結果は

嘉手納 3-0 那覇西

美里工 7-4 小禄

となりました。観戦レビューを載せますので、明日の決勝戦の観戦のお役にたつとありがたいです。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ 第98回全国高等学校野球選手権沖縄大会について その2

では準決勝に進出した4チームの比較表をチェックしましょう(プラス八重山商工と2015年甲子園出場チームの平均値も記載)。

キャプチャ

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FA308_VklTMuJVOFVHsfu9nY3tO2qJhKThcUvuqVsYA/pub?output=pdf

上記のデータは単純にイニングや得点、失点のデータをまとめてチームの勝ちあがり方を調べただけですが、意外に参考になります。これらのデータから嘉手納と那覇西はディフェンス重視で勝ち上がり、小禄と美里工は打撃戦を制したことがわかります。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ 第98回全国高等学校野球選手権沖縄大会について その1

いやぁ、今年の夏の高校野球沖縄予選は歴史上まれにみる波乱の大会になりました。まさか沖縄尚学が3回戦で宜野座に完敗するとは…しかも勝った宜野座もベスト8で逆転負けを食らうし、まさに読めない展開になっています。

春のシード校が3回戦で全滅なんて、ブログ主が知るかぎり聞いたことありません。シード校がふがいないというよりは沖縄県の公立のレベルが上がっていて、強豪といえどもコンディション調整を誤るとあっさり負けてしまうのです。事前予想がここまで外れたのは残念ですが、県全体のレベルが上がっている何よりの証拠で野球ファンとして実に嬉しい限りです。

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俺が調子に乗って高校野球を語るシリーズ 興南vs嘉手納の9回表のクロスプレーを解説するよ。

7月9日コザしんきんスタジアムで行われた3回戦、興南vs嘉手納の9回表のクロスプレーにおける誤審騒動について解説します。先ずはYouTubeの動画をどうぞ。

8回裏終了時には1-0と興南が1点リード、9回表で後がない嘉手納高校はノーアウト1塁で4番がレフトオーバーの長打を放ちます。その時のホームでのクロスプレーの判定が物議をかもしたのですが、たしかにこの角度から見るとアウトに見えます。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ 伊志嶺吉盛監督の勇退について思うこと その2

2006年の八重山商工は複数の投手(大嶺裕太、金城長靖)と強力打線を擁して、春のセンバツで1勝します。優勝した横浜高校に7-6で惜敗しますが、その後の春の九州大会で優勝すると夏の沖縄県予選では苦手にしていた中部商業を決勝で7-3で破り夏の甲子園出場を決めます。

甲子園では大嶺投手が不調でしたが、自慢の強力打線が好調で2勝を挙げます。南の島からとんでもないチームが出現したことで大きな話題となり、その活躍はテレビドラマにもなりました。ただしこの時の成功体験が後のチームつくりに大きな障害となったのです。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ 伊志嶺吉盛監督の勇退について思うこと その1

今年の夏の選手権で八重山商工の伊志嶺吉盛監督が勇退することがマスコミに大々的に報道されました。2003年春から13年の間八重山の高校野球を牽引した名物監督の引退は、沖縄の高校野球の一つの時代が終わったことを実感します。

ブログ主から見た伊志嶺監督は間違いなくエリートです。ここでのエリートとは学歴エリートやスポーツエリートの意味ではなく「己の使命に殉ずる人」のことです。八重山地区の野球のレベルアップのために己のすべてを捧げたことに対して素直に敬服するしかありません

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ その6

ブログ主は今年の夏の選手権の沖縄代表は本命:沖縄尚学、対抗:糸満、ダークホース:美来工科と予想します。ここ数年は春の高校野球で好成績を残したチームが夏も勝ち進む傾向があります。例外は2013年の春のチャンピオンの北山高校が初戦で敗退したぐらいでしょうか。過去3年間の結果は以下記載。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ その5

春の大会4位の美来工科は、県外では無名のチームですが、今年は投打に戦力を揃えて1979年(昭和54)以来の甲子園出場が手に届くところまでチーム力をアップしてきました。2010年の春のセンバツで嘉手納高校を率いた真玉橋元監督が「あのときよりチーム力は上」と断言されている通りの戦力を誇ります。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ その4

6月18日から始まる夏の選手権大会の沖縄県予選で、初戦屈指の好カードはなんと言っても八重山高校vs八重山商工との試合でしょう。八重山高校は秋の優勝チームで八重山商工は秋のベスト8チームです。勝ったチームが次戦で糸満高校と対戦するという、野球ファンにとってはたまらない展開ですが、残念ながらブログ主はお仕事で観戦にいけません(涙)。気を取り直して、春の高校野球で惜しくもベスト4で敗退しましたが、優勝を狙える戦力を持つ3位の沖縄尚学と4位の美来工科について記載します。

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俺が調子に乗って沖縄の高校野球の歴史を語るシリーズ その3

6月11日に北谷球場で毎年恒例の招待試合が開催され、今年は大阪桐蔭高校が来沖して糸満高校と豊見城高校と試合を行いました。本来は2日で4試合を予定でしたが残念ながら12日は雨天中止になってしまいました。11日の試合は糸満高校は5-4で勝利、豊見城高校は1-5(6回雨天ノーゲーム)の結果でした。

今年の大阪桐蔭は春のセンバツで見たかぎりでは打撃面で打ち損じが多く、投手力も不安定のため沖縄の上位チームなら互角に戦える力があると予想していました。練習試合とはいえ糸満高校の勝利は別に驚くことではありません。糸満のエース平安くんの力量があればゲームを作るだけ投球はできます。

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